ハワイ州では、1月1日より銃規制法「レッドフラッグ法」の施行がスタートしている。
レッドフラッグ法は、家族や同僚、法務執行機関、メンタルヘルスの専門医などが、自分や他の人々に危害をもたらす兆候のある者の銃器へのアクセスを禁止する保護命令を裁判所に申請できるというもので、昨年6月にハワイ州のデーヴィット・イゲ知事によって承認・署名が行われていた。
レッドフラッグ法は、すでに全米17州とワシントンD.Cで導入されており、同法を支持するエリン・デイビスさんは「無差別殺人を犯す犯人の周辺にいる人々は、事件の前に何かしらの危険な兆候を感じていることが多く、レッドフラッグ法は、危険を感じながらも何をすべきかわからないという人々にとっての助けになるでしょう」とコメントしている。
いっぽうハワイライフル協会関係者は「レッドフラッグ法は、銃の所有者に対して、銃を保有して自身の安全を確保するための公平な機会を奪うものである」とコメント。レッドフラッグ法を悪用して、嘘をついて銃所有者から銃を不正に没収するようなことをした人物に対しては、偽証罪などの罰則を設けるべきであるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ