ハワイ州の副知事で救急救命室の医師でもあるジョシュ・グリーン副知事が結成した医療チームが4日(水)、麻疹によってすでに60名以上が死亡しているサモアへ向けて出発した。
今回出発したのは、55名の看護師と10名の医師らによって結成された医療チームで、グリーン副知事は、現地到着後48時間以内に、数万人の市民に麻疹の予防接種を行うほか、集中治療室などで治療を必要としている患者のケアを行う予定であるとしている。
サモアでは麻疹によってすでに60名以上が死亡。その犠牲者の多くが子どもで、サモア当局では非常事態を宣言する状況となっており、現地では学校が一時的に閉鎖するなどしている。
ハワイの医療チーム関係者は「サモアでは現在、1日に2~7人の患者が麻疹によって死亡しています。現地では医療機器や物資、予防接種など提供が必要となっているほか、どのような治療を提供するべきかなどを判断する医療従事者によるサポートが必要です」とコメント。サモアに5万個のワクチンを輸送するとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ