百人以上がワイマナロの再開発反対運動に参加

2019.09.30

日刊ローカルニュース

オアフ島のワイマナロ・ビーチーパークで28日(土)、敷地内に建設が計画されている総合運動施設の建設に反対する百名以上の市民が集結。市当局に対して、建設計画の完全停止を求めている。

ホノルル市当局では、11月までにワイマナロ地区の再開発案の第一弾として、多目的競技場の整備を掲げているものの、再開発案に反対する市民らは、再開発案そのものの停止を要求。26日(木)には、計画の停止を求める訴訟も提起されたほか、反対派の人々28名が当局によって拘束される事態も発生していた。

反対派の代表者は「ホノルル市はワイキキを荒廃させ、ハナウマ湾を破壊し、今回、ワイマナロ地区に目標を定めています。今回の再開発案は地域にとって必要不可欠なものではないほか、スポーツ界からもワイマナロ地区の住民からも必要とされていません」とコメント。市当局は連邦政府の土地利用規制に従っていないほか、歴史的な保存法にも違反しているとしている。

市当局は反対派の人々の意見に対し、係争中の事案についてはコメントを差し控えるとしつつ、今回実施される再開発案の第一弾は、全プロジェクトの5%を占めるだけであるほか、該当地区からは古代ハワイアンの人々の埋葬場所や遺物は発見されていないとコメントしている。

しかし1970年代にワイマナロ川周辺の調査を行ったことがある考古学者は「ワイマナロ地区は長い歴史を持ち、地区内のあちこちに古代ハワイアンの人々の埋葬地などが点在していることも明らかになっています。再開発を行う場合には、常に慎重になるべきです」と述べている。

ワイマナロ・ビーチパークは、市民から「シャーウッドの森」と親しまれている場所で、反対派の関係者は「今後、さらに私たちの主張が目に見えて明らかになっていくと思います」としている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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