海洋哺乳類センターは、北西ハワイ諸島地区に生息していた4頭の雌のハワイアンモンクシールの子どもを、ハワイ島にある海洋哺乳類センターで一時的に保護していると発表した。
当局によると、今回保護された4頭のハワイアンモンクシールは、いずれも低体重で、自然界では今シーズンの越冬は厳しいと判断され、NOAAなどの機関が協力し、モンクシールを捕獲しハワイ島の施設まで移送したとしている。
当局関係者は「ハワイアンモンクシールは税津滅危惧種に指定されており、現在、約1,400頭のハワイアンモンクシールが生存しているとみられています。今回のような当局の介入によって、全体の約30%のハワイアンモンクシールが生き残っており、絶滅危惧種を保護するには、人間の介入も必要なことで、今回のような保護はあまり珍しい事例ではありません」とコメントしている。
なお、今回保護された4頭のハワイアンモンクシールのうち、2頭はパール・アンド・ハーミーズ環礁で保護され、残りの2頭はリシアンスキー島で保護されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ