ハワイ州当局は、カウアイ島沖にあるレフア島で約2年前に実施したネズミ駆除プロジェクトによって、島内に生息しているネズミの数が劇的に減少していると発表した。
レフア島は、ハワイ諸島の中でももっとも大きい海鳥保護区のひとつで、島には多数のハワイ固有の動植物が生息しており、島でのネズミの繁殖増加によって貴重な海鳥や植物などが悪影響を及ぼすとして、ネズミの個体数を減らすことを目的に、ヘリコプターからネズミ駆除のための毒エサを散布するネズミ駆除プロジェクトを実施していた。
当局関係者は、「2017年9月12日に最後の駆除プロジェクトを実施後、島内でネズミが野鳥のヒナや卵を食べた兆候を確認されていないほか、2018年12月以降、島内に設置しているカメラでネズミの姿をとらえておらず、罠にかかったネズミもいません」とコメント。引き続き島内でネズミの監視を続けるものの、プロジェクト実施によって島内のネズミの数が激減したのは間違いないとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ