ハワイ島マウナケア山頂での建設計画が進められている巨大望遠鏡（TMT）の建設反対派は25日（木）、前日の24日（水）にハワイ郡のハリー・キム郡長から提案されたマウナロア山へのアクセス路で行っている道路封鎖の解除要請案を拒否すると発表した。

ハリー・キム郡長は24日（水）、反対派の人々がマウナケア山へのアクセス路を封鎖していることに対し、建設工事をスタートさせないことを約束する代わりに、アクセス路の封鎖を解除するよう要請していた。

建設反対派のリーダーであるカホオカヒ・カヌハ氏は「我々は建設の一時的な休止などは求めていません。知事にも郡長にも工事を差し止める権利はありません。工事を断念し、建設地を別の場所に変更するという決定を下すことができるのはTMT委員会のメンバーのみです」とコメント。マウナケア山を守るため、今後も現地から離れる予定はないとしている。

ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は、ハワイ郡のハリー・キム郡長に対し、計画反対派の人々と当局間の調整役を務めるよう要請している。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ