ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は23日(火)、巨大望遠鏡(TMT)の建設計画反対派による大規模な抗議活動が始まって初めて、反対派の人々がいるマウナケアの設営地を訪問した。
現地では、反対派の人々がマウナケアに敬意を表すレイやフラ、チャントなどで知事の訪問を歓迎。イゲ知事は反対派の人々に対し「平和的に問題を前進させる道筋を見つけたい」と挨拶するとともに、ハワイ郡のハリー・キム郡長に対し、計画反対派の人々と当局間の調整役を務めるよう要請した。
イゲ知事は先週、マウナケア山周辺で、反対派の人々による麻薬やアルコールの使用などに関する問題が発生していることなどをあげ、緊急事態宣言を発令しているものの、反対派の人々のほか、一部の議員らから非常事態宣言の撤回を求める意見などもあがっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ