ハワイ島マウナケア山頂で世界最大の天体望遠鏡の建設を進めているTMTは、建設工事の完了時期が10年後になるとの見解を発表した。
TMTの建設に関しては、反対派による抗議活動や法廷闘争などを経て、最終的にすべての建設許可が承認され、今後、TMT側では建設を行うために必要な準備に着手するものの、建設工事の本格的な着工時期は現時点で未定となっている。
TMTの建設プロジェクトには、米国のほか、日本、中国、インド、カナダなどの天文学者らが参加している国際的な共同作業で、北半球最大となる直径30メートルにおよぶ巨大な天体望遠鏡からは、ハッブル宇宙望遠鏡が収集している天体画像の12倍以上鮮明な画像が収取できるようになるとされている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ