住宅所有投資会社のUnison社が発表した最新の調査結果で、ホノルル市内の中間所得層の人々が、市内の中間価格の住宅を購入する際、住宅価格の20%にあたる頭金を貯めるまでに必要な年数が、40年であることが明らかになった。
今回のレポートは、ホノルルの中間所得額である年収$71,236で、住宅の中間価格である$717,000の物件を購入すると設定して算出。全米では住宅購入の際に頭金を貯めるために必要な年数は平均14年で、ホノルルとサンフランシスコの両都市が、全米で2番めに頭金を貯めるために必要な年数が長い都市であるとしている。また、ホノルルよりも頭金を貯めるために必要な年数が長い都市は、必要年数が43年のロサンゼルスとなった。
このほかレポートでは、2013年から2018年の間にホノルルの中間住宅価格が48%増となったものの、中間所得額は23%しか上昇していないと指摘。2013年に必要とされた住宅購入の際の頭金の額は、2013年の$97,000から$$143,000に上昇しており、毎月支払う住宅ローンの中間金額も、2013年度の$2,200から$3,500と上昇し、一般市民にとって住宅購入はさらに困難な状況になっているとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ