ハワイ島西部の海中で採取された海水サンプルから、サンゴの白化現象に影響を及ぼすとされる高濃度のオキシベンゾンなどの化学物質が検出されたことが明らかになった。
今回の検査では、ハワイ島西部の5カ所の水域から採取された海水のサンプルを調査。当局によると、採取された海水に含まれているオキシベンゾンの濃度を検査した結果、米環境保護庁が高リスクと定めている数値の約262倍におよぶ数値が検出されたとしている。
多くの市販日焼け止めに配合されている紫外線吸収剤のオキシベンゾンとオクチノキサートの2種類の化学物質は、サンゴの白化現象に影響を与える物質として知られており、ハワイ州では2021年より同化学物質が配合された日焼け止めの州内での使用を制限する法案が本格施行される予定となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ