米国内で麻疹の感染率が上昇している問題を受け、ハワイ州内にある学校に在籍している生徒の麻疹ワクチン未接種率が発表された。
麻疹は空気感染するため感染力が強く、CDC(米疾病予防センター)では1歳以上の市民に対し、麻疹ワクチンの接種を行うよう呼び掛けているものの、保護者が宗教上の理由または健康上の理由を挙げた場合、麻疹ワクチン接種を強制することはできない決まりとなっており、州内の学校の中には、在籍生徒の3分の1以上がワクチン接種を行っていないところも確認されている。
当局では、麻疹ワクチン未接種の生徒数の増加について、宗教上または健康上の理由でワクチン接種を行わない保護者の数が近年増加しているためとしている。
なお、ハワイ州内でもっとも麻疹ワクチン未接種率が高かったのは、マウイ島のハレアカラワードルフ校の52.75で、次いでハワイ島のマラマラマワードフル校の46.3%、マウイ島のルーツスクールの41.5%となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ