ハワイ州のスタジアム当局は28日(木)、老朽化が問題となっているオアフ島のアロハスタジアムの今後に関して行った調査書の内容を発表した。
当局では今回、新施設に関する環境影響報告書に着手しており、すでに当局が雇用した外部のコンサルタント会社が、新スタジアムの建設候補地に関する分析を行ったとしている。
新スタジアムの建設候補地に関するレポートでは、現アロハスタジアムのある場所のほか、UHマノア校近く、UHウエストオアフ島校近く、ホノルル市が所有しているアラワイ・ゴルフコース、カピオラニ公園、旧カラエロア空港などを候補地として調査。各候補地に建設した場合の、建設・開発コスト、経済的影響、既存のインフラの状況などを比較し、既存のアロハスタジアムがある場所がもっとも新施設建設に最適な場所であるとしている。
既存のアロハスタジアムは、建物の老朽化が深刻化。最新の安全調査によると、スタジアムの200本の鋼鉄製の梁と85枚の軽量パネルの浸食が激しく、現時点で問題となっている箇所の修繕、補修費として、最低でも3,000万ドルの資金投入が必要であるとの試算が発表されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ