米司法所が、ホノルル高速鉄道輸送機構（HART）に関する捜査に着手。HART側に対し、3万件以上の文章の召還を求めている。

米司法省側では、今回の文章の召還の理由について、どのような捜査に基づいているのかといった詳細は明らかにしていないものの、HART側は、当局からコンサルティング契約に関する文章や請負業者の変更指示書、考古学調査に関する書類、プロジェクトの資金調達に関する全書類などの提出を求められたとしている。

オアフ島の鉄道建設事業に関しては、州の監査係官らが今年1月、プロジェクト関係者らによる不手際などから、当初51億ドルとされていた建設費用が90億ドル以上に膨らんでいるほか、プロジェクト完了時期も2025年まで遅延しているとする重大な報告を行ったばかりだった。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ