アメリカの精神保健状態と題した報告書で、ハワイ州では、大人の精神疾患患者が治療を受けている割合が、全米でも最低ラインであることが明らかになった。
今回発表された報告書によると、ハワイ州における成人鬱病患者のうち、68%が疾患に対する治療を受けておらず、その割合は全米平均の56%を大きく上回っており、なんらかの治療を受けている精神疾患者の割合は全米で47番めに低いとしている。なお、全米でもっとも精神疾患者に対する治療が行われていない州はテキサス州で、同州の成人鬱病患者約71%が治療を受けていないとの結果も発表されている。
ただし、全米では人口の約18%に相当する4,400万人以上の成人が精神疾患を患っているとされており、ハワイ州では、人口の約15.5%に相当する成人の約165,000人が精神疾患で苦しんでいるものの、ハワイ州での精神疾患の有病率は全米内では低めとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ