火山活動で周辺地域での客足の鈍化が深刻化

2018.05.28

日刊ローカルニュース

活発な火山活動が続いているハワイ島では、火山周辺にある商店やレストランなど約70軒で、訪問者の激減に伴う経済的ダメージが広がっている。

通常、満室の日が多い火山周辺にあるキラウエアロッジでは、施設内の16の客室すべてが空き部屋となった日も出ており、関係者はここ3週間で160件以上のキャンセルがあったとしている。

同じく火山近くにあるレストランなどでは、訪問者の減少が続いているため、営業時間を短縮したり、従業員を解雇するなどする店舗も増加。火山活動が活発化してから、すでに地域経済に700万ドルほどの経済的損失が生じていると試算されている。

火山周辺のビジネス関係者などは、「ハワイ島全体で火山の影響があると誤解されていますが、火山活動の影響があるのは島のほんの一部です。火山によって大気が汚染されているのではとの懸念もあるようですが、空気の状態も良好で、問題なく過ごすことができます」とコメント。訪問者に対し、火山以外にもワイナリーや蘭の農園やアートギャラリーなど見どころが多数あるため、火山周辺の街にもぜひ立ち寄ってほしいと呼びかけている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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