ハワイ州当局が発表した最新の調査結果で、ハワイ州内のホームレス人口が1年間で約10%近く減少していることが明らかになった。
最新の調査によると、ハワイ州内にいる屋外居住者の人数は、昨年より690人減の6,530人で、島別では、カウアイ島で28.9%減、オアフ島で9.4%減、ハワイ島で8.8%減、そしてマウイ島では2.6%減となった。
しかし、地域別での結果では、オアフ島のカカアコ地区を含むダウンタウン周辺での屋外居住者の人数は20.3%減となったものの、ホノルル市東側は7.8%増、エヴァ地区では8.2%増、ワイアナエ地区では17.6%増となっており、屋外居住者の人数調査に参加したボランティアの一人は「屋外居住者の人々にほかの人はどこへ行ったのですか?と尋ねると、多くの人々が当局に見つからないような場所に隠れて生活していると話していました。また、島内のあちこちにある屋外居住者の人々が生活している地域を訪問した際、多くの人々はその姿を見られるのを嫌がり人数を把握できませんでした」とコメント。今回の調査結果で、ホノルル市当局では、屋外居住者の人々の救済策が功を制している結果だとしているものの、ボランティア参加者などからは、屋外居住者の人数が減少したとする結果に対する懐疑的な意見も出されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ