北海道・札幌で1977年に創業以来、5カ所に店舗を構えて長きにわたり地元で愛されている人気のドイツパン店「ブルク（Brug）」が、アラモアナセンターの白木屋内にオープンしました。ヨーロッパを自ら訪れて研究を重ねたという「こだわりドイツパン職人」の創始者・竹村克英顧問の味が、海を越えてここハワイでも食べられるようになりました。

　7月3日（水）のグランドオープニングには、早朝7：00頃からオープンを待ちわびる大勢の人で行列ができていた話題のお店。ここのパンはライ麦を多く使用し、ドイツをはじめとするヨーロッパ各国の伝統的製法で作られています。無添加、低カロリーにこだわっているのも人気の秘密。日本から持ち込んだオリジナルの粉を用いて焼かれているパンも多く、地元で愛され続けてきたその味をハワイで再現しています。

　上の写真左から、オーナーである丹山社長、創始者である竹村顧問、そしてビジネスパートナーの森下氏。「いつか私たちの味を海外のみなさんにも食べてほしい、と思っていた夢がかなってうれしいです。ハワイには多くの日系人や在住日本人がいらっしゃるので、おいしいパンの需要も高いと思います。札幌で愛されてきたパンの味を、ここハワイでも楽しんでいただきたいですね」と竹村氏。ちなみに竹村氏は70歳の今も、毎朝5：30からパンを焼いているという生粋の職人さんです。

　「輸送費はかかりますが、日本から粉も輸入してすべて手作りで提供しているパンをぜひ味わってほしいですね。まずはライ麦にこだわったブルクライヤーを試してほしいです。あと、うちで30年以上ベストセラーを誇っているのがバターパン。ほんのり甘くてふんわりした食感を、ハワイの方々にも気に入ってもらえるとうれしいですね」と丹山氏も笑顔で語っていました。

　そのほか、しっとりしたパンの中にたっぷりのアンコが詰まったアンパンやメロンパンなど「そう、これこれ！」と言いたくなるスイートパンもそろっています。ハワイならではのトロピカルフルーツを使用したオリジナルパンもありますよ。

　シンプルな食パンやバケット、サンドイッチなど、とにかく種類豊富。懐かしい味から新感覚のパンまで、あれこれ試してお気に入りを探してみては。