ハワイで銀行口座を開設する方法&必要書類-おすすめの銀行もご紹介!

ハワイで銀行口座を開設する方法&必要書類-おすすめの銀行もご紹介!

日本人でもハワイに銀行口座を作れるのをご存知ですか?ハワイの銀行での口座開設の方法や必要な書類、口座の種類、気になる手数料や注意点などをまとめました。

公開日:2023.04.24

更新日:2023.04.25

まとめ記事

通常、アメリカの銀行で口座を開設する際は、居住者のみが取得できるSSN(社会保障番号)が必要になるため、短期ビザで入国する外国人は口座を開設できませんが、ハワイは銀行口座開設の制限が比較的優しく、観光客やハワイ在住でない日本人でも口座を開設することが可能です。

ハワイ在住者だけでなく、年に1〜2回以上はハワイに定期的に来る方やハワイで不動産を購入する方、家族がハワイに留学するという方など、ハワイの銀行に口座を開設しておけば、為替レートのことなどをあまり気にすることなくハワイ滞在が快適に楽しめるのも魅力です。しかもハワイには、長期滞在者、在住者にとって心強い存在となる日本語で対応してくれる銀行もあります。そんな便利なハワイの銀行についてまとめてみました。ハワイでの銀行選びの参考にどうぞ!

 

もくじ
ブルーの文字をクリックすると、その項目にジャンプします。

【ハワイの銀行口座詳細】

 

ハワイに銀行口座を持つ利点

ハワイ旅行中に両替の心配をしなくて良い
ドル資産口座がハワイにあれば、為替を気にせずにハワイの口座からドルで引き出せるため、日本から来る際に日本円からドルへの両替の必要がありません。また、自分の口座から即時引き落としとなる銀行のデビットカードを活用すれば、ハワイで現金を持ち歩かずにカードでの支払いができます。

24時間ハワイのATMで現金が引き出せる
ハワイで現金が必要になった場合には、ワイキキやアラモアナをはじめ、州内の色々な場所にあるATMで24時間いつでも引き出しが可能です。

日本とは異なる金利での資産運用が可能
アメリカの銀行では、円に比べてドルの方が預金金利が高いケースが多いため、高い金利収入が期待できます。

万が一の時は25万ドルまでFDICが補償
日本では、銀行が倒産した場合は1千万円までしか預金が補償されていないほか、外貨は対象外となりますが、アメリカではFDIC(連邦預金保険会社)加盟銀行の場合、預金者1人あたり25万ドルまでに補償されているため、FDIC加盟銀行でドル資産を持っておくと25万ドルまでは資産が保全できます。

夫婦などで共有名義の口座の開設が可能
日本と異なり、アメリカでは夫婦や子ども、孫との共有名義の口座を開設することが可能です。共有名義とすることで、米国での相続手続きの負担が減りるほか、名義人に何かあった時用に相続人を指定することもできます。

銀行口座の種類

チェッキングアカウント(当座預金)

チェッキングアカウントは、キャッシュカードやデビットカードを使って預け入れや引き出しをこまめに行うことができる最も一般的な口座で、生活に必要な各種支払いや給与振込、自動引き落としの設定などが行えます。また、日本の当座預金と同じく、チェック(小切手)を切ることができます。ハワイではさまざまな支払いをチェックで行うことが多いため、チェッキングアカウントがあると便利です。

セービングアカウント(貯蓄型普通預金口座)

セービングアカウントは、「セービング(貯める)」という名前のとおり、すぐには使う予定のないお金を入れておくことができる貯蓄型の普通預金口座です。利息がつくのが最大の魅力ですが、定期預金のように引き出しに関する縛りがなく、ATMや銀行窓口でいつでもお金の出し入れを行うことができます。ただし、チェック(小切手)を発行したり、直接セービング口座から支払いを行うことはできないため、各種支払いをする場合は、セービングアカウントにあるお金をチェッキングアカウントに移す必要があります。

サーティフィケート・オブ・デポジット/CD(定期預金)

預け入れ期間が7日以上の定期預金。各種セービングアカウントより利率が高いため、すぐに動かす予定のないお金の貯蓄におすすめです。ただし、契約した期間は原則として引き出しはできないほか、途中解約には何らかのペナルティがかけられる場合があるので注意が必要です。また、銀行によって最低預け入れ額や利息、複利期間などが異なるので、口座開設時には各銀行の内容を比較して決定するのがおすすめです。

銀行口座を開く手順

ハワイの銀行では、日本在住者でも口座開設が可能となっていますが、開設時にはハワイ現地での手続きが必要となっています。

WEBまたは電話で問い合わせする
開設する口座によって必要な書類が異なるため、まずは各銀行のカスタマーサービスまで、またはウエブまたは電話で問い合わせてください。

窓口で申し込む
ハワイ現地で手続きを行うためには、パスポート(ハワイ在住の方は写真付きの身分証明書)と預け入れる現金が必要です。

口座開設
口座開設後、デビットカードの場合は即時発行されるので、その場でカードの受け取りが可能です。カードは、受け取り直後からATMやショッピングで使うことができます。

各種手数料

ATM手数料
口座を開設したら、キャッシュカードを使ってATMから現金を引き出すことができますが、自分の利用している銀行ではない他銀行のATMを利用する際には手数料が発生します。

口座維持手数料
多くの銀行口座では「口座維持残高」が設定されています。口座維持残高とは、口座に最低限入れておく必要がある金額で、これを下回ると「口座維持手数料」が発生するので注意が必要です。

注意点

口座番号とカード番号は同一ではない
口座番号=カード番号ではありません。それぞれ別の番号があります。口座番号は本人様確認にも使われる個人情報です。定期的に送られるステートメント(明細書)のほか、チェックブック(小切手帳)、口座開設の際に受け取る書類に記載があります。

通帳は存在しない
日本の銀行では、ご利用明細を通帳で確認することが一般的ですが、ハワイでは紙の通帳そのものが存在しません。口座の残高の確認等は、月に1度など定期的に届く明細書やパソコンやスマートフォンなどでデジタルバンキングを利用して行えます。なお、書面での明細発行が有料となる銀行もあります。

支払いには小切手を利用するケースも多い
家賃や公共料金などの各種支払いには、現金ではなくチェック(小切手)を使うことがあります。日本では口座自動引き落としが基本のクレジットカードの支払いも、アメリカではチェックを郵送することも多いです。ただし、近年はどの銀行でも「オンライン・ビル・ペイ」といって家賃や電気代、各種料金の支払いをオンライン上で完結するシステムを提供しています。

休眠口座
一定期間取引がない口座は「休眠口座」となり、休眠口座管理手数料が毎月発生します。また、休眠期間を含めて5年間取引がない口座はハワイ州の管理に移行することが義務付けられており、口座は自動的に解約となります。

税関申告
現金やトラベラーズチェック、小切手など、一家族で合計1万ドル以上を携帯してアメリカを出入国する場合は、米国税関で税関申告書を記入し、申告することが法律で定められています。アメリカドルに限らず、日本円など等価の外国通貨も対象です。申告していない資金を利用して口座を開くことはできません。

ハワイの主要銀行

セントラル パシフィック バンク(Central Pacific Bank)


日系2世の若者たちの手により、日系人や移民のための銀行として誕生した日系銀行。ニューズウィーク誌の「2023年ハワイ州ベスト銀行」に選ばれた実績があり、アメリカの社会保障番号「ソーシャルセキュリティ番号」や、ビザ(査証)を持たない日本在住の方でも、パスポートとマイナンバーのみで銀行口座を開設することが可能です。また、ハワイ・日本はもちろん、世界中で使える便利なデビットカードを即日発行してくれます。

日本語カスタマーサービスがあるので安心! さらに、日本語ウエブサイトが充実しているほか、インターネットバンキングも日本語対応しているので、とても便利です。

支店数:27支店
ワイキキ支店:あり(333 Seaside Ave. , Suite160, Honolulu, HI 96815)

ATM数:64台

★1日のATMでの引き出し限度額:$1,000

口座開設に必要な書類&条件
・パスポート
・口座開設資金

なお、2022年4月1日より、アメリカ非居住者の場合、セントラル パシフィック バンクに保有する全ての口座の合計残高が1万ドル未満になると、月額$20の口座維持手数料が発生します。

日本語対応
CPB国際部(注:要事前予約)
日本などアメリカ国外に居住している顧客に対してきめ細やかなサービスを提供。ハワイに不動産を所有する顧客を対象とした「不動産支払い代行サービス」も行っています。

ファースト・ハワイアン・バンク(First Hawaiian Bank)

1858年創業でハワイでもっとも歴史のある銀行。世界でも有数の金融機関BNPパリバ・グループに所属し、ハワイ州内のほか、グアム、サイパンにも支店を持っています。また、ワイキキ中心部のワイキキ・ビーチ・ウォーク近くにあるワイキキ支店に日本語スタッフを配置。通常の銀行業務のほか、投資、保険、リース、相続対策などの幅広い金融サービスを提供しています。

パソコンから銀行口座の管理が行えるオンラインバンキングやスマートフォンまたはタブレットから口座にアクセスできるモバイルバンキングにも対応。米国外在住者の住宅ローン申請も受け付けていて、ハワイに住んでいない人でもハワイの不動産購入が可能です。

支店数:45
・ワイキキ支店:あり(2181 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI, 96815)

ATM数:204

★1日のATMでの引き出し限度額:$500

口座開設に必要な書類&条件
・パスポート
・現住所を確認できるもの(運転免許証や公共料金等の請求書等でお名前と住所が明記されているもの)
・口座開設時最低預入金
最低預入金額はチェッキング口座とセービングズ口座は$20、定期預金は$1,000です。現金、AMEXトラベラーズチェック、小切手での入金が可能です。

なお、利子の発生する口座開設の場合は日本の12桁のマイナンバーの提示が必要となっています。

日本語対応の支店
ワイキキ支店(注:時間帯によっては日本語対応可能な行員が不在の場合があるのでご注意ください)

バンク・オブ・ハワイ(Bank of Hawaii)

1897年創業で、顧客数・支店数においてハワイ州で最大規模をほこる銀行。2022年度にニューズウィーク誌の「全米でもっとも信用できる銀行トップ3」に選出されています。また、SMBC信託銀行と提携しており、SMBC信託銀行とバンク・オブ・ハワイ間の海外仕向送金手数料の優遇なども行っています。

支店数:64
・ワイキキ支店:あり(2155 Kalakaua Ave., Suite 104 Honolulu, Hawaii, 96815)

ATM数:400台以上

★1日のATMでの引き出し限度額:$600( Bankoh BankCardの場合)

口座開設に必要な書類&条件
・パスポート
・口座開設資金
・日本のマイナンバー

日本語対応の支店
ワイキキ支店

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