「ハレクラニ」の姉妹ホテル、「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」がサポートする地域貢献

「ハレクラニ」の姉妹ホテル、「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」がサポートする地域貢献

ワイキキの名門ホテル「ハレクラニ」の姉妹ホテル、「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」がサポートする地域貢献に、日本からも協力できる仕組みとは?

公開日:2021.10.06

更新日:2021.10.08

アロハストリート・インタビュー

※この記事は、2021年9月15日に取材・撮影し、10月6日に公開した内容です。

アロハ! ヒロヨです。

アロハストリートのメンバー登録をすると、誰でも利用できるメンバー制ウエブサイト「アロハブリーズ」でネット通販が楽しめるのをご存知ですか?「ハワイが届く」という通販サービスなのですが、その名の通り、ハワイの知られざるブランドから誰もが知る有名ブランドまで選りすぐりの品をそろえたアロハブリーズの人気コンテンツです。
現在ハワイが届くではラグジュアリーホテル「ハレクラニ」の姉妹ホテルとして知られる「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」のロゴ入りボトルとビーチバッグといったオリジナルホテルアメニティを販売中。

実はこちらのロゴグッズ、売上げの一部は「ハワイ・レガシー・リフォレステーション・イニシアティブ」という、ハワイで植樹活動をしている団体に寄付されます。この寄付は、ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニが地元のコミュニティに貢献するためにスタートしたプロジェクト。もちろん、今回「ハワイが届く」で取り扱っている商品の売上げの一部も寄付されるというわけです。

と、ばばーーっと解説してしまいましたが、「地域貢献活動としで植樹を選んだのはなぜ?」、「具体的にどんなサポートをしてるの?」など、個人的にも知りたいことがたくさんある! そんな経緯でハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニのジェネラル・マネージャーを務めるジュリー・アリゴさんにお話を伺ってきました。

ジュリー・アリゴ  Julie Arigo

ジュリー・アリゴ  Julie Arigo

1994年にワイキキパークホテルでキャリアをスタート。2012年にジェネラル・マネージャーに就任し、ワイキキパークホテルをモダンなホテルへと進化させ、行き届いたサービスと思い出に残る宿泊体験を提供。雑誌のホテルマネジメントでは「注目すべきジェネラル・マネージャートップ25」、パシフィック・エッジ・マガジンでは、オアフ島のホテル業界トップエグゼクティブの1人として選出されるなど、その実績が全米の業界誌に認められる。
2019年10月には、ワイキキパークホテルからホテルの再設計・ブランド変更を経て、ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニをオープン。2019年の国内のトップ10ベストニューホテルのひとつとしてUSAトゥデイに認められ、ハワイのトラベル+レジャーの2020年世界ベストアワードと2020年コンデナスト・リーダーズ・チョイスの1位にも選ばれる。
地域社会への貢献に多くの時間を捧げ、現在はハワイ宿泊観光協会の理事など、コミュニティをサポートすべく、様々な組織のボードメンバーなども務めている。

 

植樹がもたらす自然界の健全なサイクル

 

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ

───アロハ!ジュリーさん。地域貢献活動をサポートする重要性や意義について、ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ(以下ハレプナ)としての考えを教えていただけるでしょうか。

ジュリーさん:弊社の経営理念として、お客様と従業員、そしてコミュニティの3つの関係性を非常に大切にしています。私たちは利益を追求するために存在するのではなく、ゲストの皆様にホテルで心から楽しんでもらえるよう努め、と同時に従業員を大切にし、ローカルコミュニティへも貢献することをミッションとしています。

ハレクラニはアート&カルチャーをサポートしていることで知られていますが、さらにコミュニティサポートを広げるためにハレプナとしても何かできないかと考えていました。そんな中、新型コロナウイルスによるパンデミックが起こり、コロナによる社会的、経済的な打撃はとても大きなものです。ただ、自然に目を向けると、必ずしも悪いことばかりではありません。人の移動が減ったため交通量も減少し、空気もきれいに。ビーチも利用者の減少に伴い以前よりも美しくなり、魚が戻ってきたり、ビーチで亀を見かけることができるほど、自然環境が改善されていたことに気が付きました。

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ
ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニのオーシャンビューから見えるカヴェヘヴェヘ

 

───確かにビーチはひっそりとしていたけれど、水がクリアで自然がパワーアップしているのを感じました。

ジュリーさん:そうなんです。これはコロナによって気付かされたポジティブな発見でした。そこから、人として、在住者として、そして旅行者も一緒にハワイをさらにサステイナブルな観光地にするためには、今後一体どんなサポートが必要なんだろう、と考えていた時、ハワイ州観光局が推進している、マラマ・ハワイというプロジェクトでボランティア先としてリストアップされていた、ハワイ・レガシー・リフォレステーション・イニシアティブに偶然出会ったんですね。

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ

───ハワイ・レガシー・リフォレステーション・イニシアティブは植樹活動で森林再生に取り組んでいるグループですね。

ジュリーさん:はい。私もまだまだ森林再生について学んでいる途中なのですが、木が増えることで、土壌が肥沃になり、土が雨水を濾過して水が浄化され、その水が海へ流れて海水も美しくなる。

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ

───森林再生で自然のエレメンツが連鎖して健常なサイクルに……。

ジュリーさん:そうです。海の水が浄化されれば、珊瑚や動物たちを守ることにも繋がり、植樹がもたらす影響はとても大きいんです。森林再生という一面だけでなく、土壌も空気も水も浄化するという大きなミッションに貢献きるというのも、このグループのパートナーになった理由のひとつです。

───具体的にはどのようにハワイ・レガシー・リフォレステーション・イニシアティブとコラボレートしているのですか。

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ

ジュリーさん:このプロジェクトを成功させるには、多くの力が必要です。私たちは旅行者の方にもこのプロジェクトに気軽に参加いただけるよう、ホテルのロゴ入りアイテムを作成し、その売上げの一部を植樹活動に寄付しています。その寄付金でコウ・ツリーという木をノースショアにあるガンストック・ランチ内の、ハレプナ ワイキキ ハレクラニ フォレストに植樹するというシステムです。

───コウ・ツリー?

ジュリーさん:コウ・ツリーは、干ばつや風、塩に強いハワイ固有の植物です。木目が美しく加工しやすいので木彫り用に重用される木なんですよ。

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニコウ・ツリー

───初めて知りました! そのコウ・ツリーがガンストック・ランチ内の、ハレプナ ワイキキ ハレクラニ フォレストというホテル特定のエリアに植えられるんですね。

ジュリーさん:そうです。ガンストック・ランチでは乗馬や植樹についての学習などのアクティビティも行われているんですよ。植樹は、自分自身だけでなく大切な人のためや、特別な思い出として体験したいという方のために、木自体を購入することが可能です。その場合、購入した木が植えられた位置と成長の過程が見られるIDを記載した証明書も付いてきます

Courtesy of Hawaiian Legacy Reforestation Initiative

───植樹した木の成長はどのようにチェックできるのですか?

ジュリーさん:ウエブサイトからアクセスして、IDを入力すると見ることができます。私もハレプナ ワイキキ ハレクラニ フォレストに、両親のために証明書付きの植樹をしてきたので、今でも自分が植えた木の様子をウエブサイトから時々チェックしています。両親は高齢ですが、この先もずっと私の思い出の中でこの木とともに生き続けてくれるし、植樹した場所がわかっているので、実際に訪れることも可能です。木とのコネクションを感じつつ、森林再生にも貢献できる素晴らしい経験だと思います。

Courtesy of Hawaiian Legacy Reforestation Initiative

───素敵です! ホテルの宿泊者の方がハレプナ ワイキキ ハレクラニ フォレストへ実際に植樹することも可能ですか?

ジュリーさん:はい、可能です。将来的にはホテルアクティビティのひとつとしてご提供が実現できれば……、と考えています。例えば旅の思い出作り、結婚式や何か特別なイベントの記念に植樹するのも素敵ですよね。証明書の発行やハレプナ ワイキキ ハレクラニ フォレストへの植樹にご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

サステイナビリティに配慮したホテルのロゴグッズ

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ

───今回アロハブリーズの「ハワイが届く」で販売している、売上げの一部が寄付されるロゴ入りボトルとビーチバッグについてこだわりの点を教えていただけますか?

ジュリーさん:ウォーターボトルは二重断熱構造で、保冷と保温ができます。お客様がペットボトルのお水を購入しなくても、ホテル内のウォーターステーションでお水を補給していただけるよう、白のボトルは実際にお部屋にご用意しているものです。

───サステイナビリティを意識したサービスですね。ボトルはお部屋に用意されている白のほか、ピンクも今回販売させていただいているのですが、こちらも大好評です!

ジュリーさん:ピンクのボトルは従業員用に作った特別カラーなんです。
それから、ビーチバッグはアメニティとしてお部屋にご用意していて、ビーチへ行く時にタオルなどを入れたり、お買い物に利用したりと何かと便利。このブラウンカラーはホテルのイメージカラーのひとつです。

───今後、ロゴグッズは増やされる予定でしょうか?

ジュリーさん:そうですね。ホテルだけでなく1階にあるベーカリーショップのロゴグッズをベーカリー内で販売することも考えています。

───ベーカリーのロゴアイテム! そちらも楽しみです。それでは最後にアロハストリート読者の方へメッセージをいただけますか?

ジュリーさん:日本にいらっしゃる皆様が、安全で健康な毎日をお過ごしになられていることを願っております。現在、ハレプナへお越しいただくことができないお客様が多くいらっしゃるかと思いますが、今日お話させていただいた弊社が取り組んでいる森林再生プロジェクトは、日本からもサポートしていただけますので、ぜひご協力していただけますと幸いです。そしていつか近いうちに、日本のお客様が実際に当ホテルへお越しくださり、お会いできる日が来ることを、心よりお待ちしております。今日はありがとうございました。

───アロハストリートも引き続きこのプロジェクトのお手伝いをさせていただければと思っています。今日は本当にありがとうございました。

 

未来のハワイを見据えたハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニの取り組みを、初めて知られた方も多いのではないでしょうか?こんな活動がハワイだけでなく世界全体に広がって、地球規模で取り組めるようになれば素晴らしいですよね。

アロハブリーズの「ハワイが届く」は、ご注文いただいた分だけブランドやメーカーに発注してお客様にお届けするシステム。時間は少しかかりますが、製品を余らすことなく出荷できるので、サステイナブルな取り組みに合った通販だと思っています。ぜひハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニのグッズをチェックいただき、植樹活動のご協力をお願いいたします!

インタビューさせてもらった客室もご紹介!

ジュリーさんとの楽しいインタビューは、ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニのGrand Ocean Suite(グランドオーシャンスイート)で行わせていただきました。1ベッドルームのお部屋は、モダンでラグジュアリー、ゆっくり落ち着く空間。そしてベッドルームからアクセスできるバスルームが広い! ラナイからは真っ青な海の景色が楽しめ、贅沢な時間が部屋の中でも外でも楽しめます。

アメニティもさすがの心遣いで、そのホスピタリティの高さに説明を聞くたびに「ほえー」とため息なのか称賛してるのかよくわからない声を、ホテルの方に気が付かれないように心の中で響かせていました。上のギャラリーでハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニのホテルの魅力もどうぞチェックしてみてくださいね。

ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ

住所
2233 Helumoa Rd, Honolulu, HI 96815

GoogleMAPで見る

電話番号
808-921-7272

<ハレクラニ・ベーカリー&レストラン>

住所
2233 Helumoa Rd, Honolulu, HI 96815

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電話番号
808-921-7272
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