アロハ！ ユウリです。

1927年から続く長い歴史を持ち、マカダミアナッツチョコレートで有名なお菓子メーカー、「ハワイアンホースト」。一粒一粒ていねいに厳選し、油を使わずドライローストしたマカダミアナッツと特別なレシピで作るチョコレートは多くの人を虜にし、今ではハワイのお土産の代表格でもありますよね。

そんなハワイアンホーストが、ローカル企業としてハワイの文化を通してもっとたくさんの人に広めたいという思いから、レイ・メイキングやフラ、ウクレレパフォーマンスを体験＆鑑賞できる全4日間のイベント「アロハのひととき」を開催。今回は、5月9日（木）に開催されたミス・アロハ・フラにも輝いたケリナ・エルドリッジさんによる「フラ」に参加してきたので、その様子をお届けします。

会場に着くと、ハワイアンホーストのマカダミアナッツチョコレートの試食が用意されていたので、私もいただくことに。ずしっとした甘さのチョコレートと口の中でサクサクと砕けていくマカダミアナッツはやっぱり最高！

こちらは2018年11月に登場した「マモル・タキタニコレクション」。ハワイアンホーストは、1950年代にタキタニ氏が引き継ぎ、ハワイで有名なお菓子会社へと成長しました。
一番人気のミルクをはじめ、ダーク、ホワイト、ハニー・コーテッド、抹茶と言ったフレーバーがあります。

今回フラを披露するケリナ・エルドリッジさんが登場。毎年ハワイ島で開催されるフラ最大の祭典「メリー・モナーク」に4回も出場し、2017年にはフラのソロダンサーの最高峰、ミス・アロハ・フラにも輝きました。

ミス・アロハ・フラとは、メリー・モナークで各ハラウ（フラの教室）の代表として女性がソロで踊り、古典部門とモダン部門の総合最高点のダンサーに贈られる栄誉ある賞です。ハラウの先生から、「ミス・アロハ・フラに出てみないか」という誘いをもらえるだけでもとても光栄なことなので、寝る間も惜しんで練習したのだそう。

そんなフラに深い情熱を注いできたケリナさんの踊りを一目見ようと、会場はたくさんの人が集まっていました。

音楽と共にダンスが始まると、観客の視線はケリナさんへ。「フラはとにかく音楽が大事」と話すケリナさんは、音楽の歌詞をみなさんに届けるという気持ちで踊っているのだそう。

それぞれ意味を持つと言われている手の動きもとても綺麗＆ていねいで、音楽が持つメッセージを届けたいというケリナさんの想いがひしひしと伝わってきました。

優美な体の動きだけでなく、踊っているときの優しい笑顔や切なげな表情も、ハワイの人たちが昔から大事にしてきた自然への愛おしみや、曲が持つストーリーを観客に語りかけているよう。
フラを見たり、ハワイの音楽を聞くと自然に心が満たされていくのが不思議。これもハワイの文化が持つ独特な魅力なのではないでしょうか。

ケリナさんのフラを動画でどうぞ↓

この日は3曲披露してくれたのですが、最後の曲はケリナさんがお付き合いしているグレッグ・フアンさんがケリナさんのために作った曲なのだそう。大事な人に作ってもらった曲を踊るなんて、ロマンチックですよね。

4回ある「アロハのひととき」の最終イベント、「ウクレレとフラ」では、ケリナさんとグレッグさんが共演するので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

最後にケリナさんと一緒に。ハワイのアイコン的存在であると言っても過言ではないローカルブランドが、ハワイの文化を通して「人や自然に寛大な優しさを持って生きる」という哲学、アロハスピリッツをハワイを訪れるたくさんの人と共有しているのはとっても素敵だなと思いました。

「世界で一番のお菓子メーカーになる」という夢を追いかけ、タキタニ・マモル氏が育てたハワイアンホーストのマカダミアナッツチョコレート一粒一粒がこれからも世界で愛されますように。