旅行者も必見! ハワイの銀行活用術

旅行者も必見! ハワイの銀行活用術

敷居が高さそうな海外の銀行との取り引き。スペシャリストにハワイの銀行活用法やサービスを聞いてみました!

公開日:2014.11.10

更新日:2017.06.14

アロハストリート・インタビュー

 アロハ! ヒロヨです。
 お金を管理・運用するのに欠かせない銀行。口座を持っているだけの人もいれば、融資を受けたり、投資したりと何かしら銀行との取り引きしている人も多いはず。最近ハワイでは、口座を開設したり、お金の管理を任せたり上手に銀行とお付き合いしている日本人旅行者が急増中。言葉の問題は?一体どんなメリットがあるの?信頼できる銀行を選ぶには?などを探るべく、セントラル・パシフィック・バンクのインターナショナルバンキング部門マネージャーの瀬田譲二さんとワイキキ支店マネージャー、アルマリオ・ミユキさんにいろいろと聞いてきましたよ。

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──セントラル・パシフィック・バンクはハワイで設立された日系銀行とのことですが、設立にあたっての経緯を教えて頂けますか?

瀬田さん(以下、瀬田):
セントラル・パシフィック・バンクは今年で60周年。1950年代、ハワイの人口の約40%を日系人が占めていたにも関わらず、日系銀行はどこにもありませんでした。日系人で作った銀行で日系社会をサポートとしようという目的でのもと、銀行業務のスペシャリストを日本から呼び寄せて、1954年に設立しました。いわば日本の血が流れているような銀行ですね。

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──なるほど。日本の銀行の流れを深く汲んだ銀行ということですね。しかも今年で60周年! 日系社会にもハワイにも根ざした銀行に成長し多くの支店がありますが、2014年の9月末にワイキキ支店が移転オープンしましたね。

瀬田:はい。2004年に当行とシティバンクが統合。ワイキキ内にあったシティバンクのハイアット店と、もともとあったワイキキ・ショッピング・プラザ店の2店舗で営業していました。それをひとつにまとめ、ワイキキ中心のシーサイドストリート沿い、「ロス・ドレス・フォー・レス」と同じビルのクヒオストリート側に新店舗を構えたんです。

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ミユキさん(以下ミユキ):
ワイキキ支店には現在5名の日本語対応スタッフがいます。窓口で日本語のスタッフをと言って頂ければ、すぐに対応させていただきます。また、支店とは別に、25万ドル以上の預金またはローン、金融商品をご利用の方を対象にしたインターナショナルバンキング部門をワイキキ・ショッピング・プラザ内に設置しています。そこでは、お客様ひとりひとりに担当者をつけて、プライベートバンキング的にお客様のケアを目指しています。もちろんインターナショナルバンキング部門でも日本語で対応いたします。まるで日本の銀行のような感覚でご利用できるので、旅行者や長期滞在者のご利用も多いですよ。

編集部:なるほど。日本語でやり取りができるって頼りになりますね。でも旅行者が海外で口座を開設するというのは、あまり一般的でないように思うのですが...。

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瀬田:口座があると、毎回ハワイに訪れる度に、円からドルまた、余ったドルをそのまま口座入金できるので、円へ再び換金する必要がありません。セントラル・パシフィック・バンクのATMからは24時間手数料なしでキャッシュの引き出しも可能です。ハワイで長期滞在される方やリピーターの方にとっても手軽で便利なサービスですので、口座を作られる旅行者の方も増えてますよ。

──確かにその都度必要な分だけATMから引き出せるのってうれしいですよね。では口座開設には何が必要でしょうか?日本だと印鑑が必要だったりしますが...。

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ミユキ:パスポートを窓口に持参くださるだけで大丈夫です。ハワイでは通常、口座に一定の残高がない場合、口座を維持するための費用が必要な場合もありますが、口座維持費がかからないプランもありますので、お客様のライフスタイルやニーズに合わせてベストなプランを日本語スタッフが一緒に選ばせていただきます。インターネットバンキングもすべて日本語で対応しているので、残高のチェックやさまざまな手続きもネット環境さえあれば世界のどこにいても操作できます。このほか窓口で送金サービスなどももちろん承っていますよ。

編集部:へ~。パスポートだけでできるんですね。意外です。ほかにも旅行者や長期滞在者といった日本在住の方におすすめのサービスってありますか?

ミユキ:ハワイで不動産を購入されたお客様の場合、面倒な光熱費や固定資産税などの支払い代行サービスも行っています。お客様には書類にサイン頂き、預金を残していただければ、あとはこちらですべて手続きをさせていただきます。お金の管理だけでなく、弁護士や会計士の紹介までいろいろな相談もお手伝いしていますよ(笑)。

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瀬田:あとは住宅ローンですね。こちらで不動産を購入したいという方も多く、外国人のための住宅ローンのサービスを2年くらい前から始めました。お客様には、日本からの確定申告書を用意してもらって、住宅ローンのスペシャリストとともにどのプランが適しているか一緒に考え、サポートさせて頂きます。以前はローンが組めず、また組み方が分からずキャッシュで購入する方も多かったですが、融資を受けられれば負担が減りますよね。

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──異国で住宅ローンを組むって結構不安だと思いますが、ここでも日本語でサービスが受けられるって本当に心強いです! しかも一番ベストな方法を一緒にしっかり考えてくれるので安心ですね。

瀬田:お客様が当行を利用して、「セントラル・パシフィック・バンクの人って感じがいい」、「口座を開設して良かった」と感じて頂けるよう努力しています。常にお客様の立場に立って、同じ目線で取り引きさせて頂くということを心がけているんです。当たり前のことですが、銀行というのは大切なお金を預かるところですから、誠実で安心してもらえる存在でなくてはならない。あの銀行にはあの人がいるからお金を預けよう、あそこにいけば何でも相談できると思って頂けるようなブランド力が、ほかの銀行とは違うところだと思っています。

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ミユキ:お客様だけでなく、社内でもカスタマーサービス向上のため、どんなふうにすれば気持ち良く仕事ができるかを考えながら、社員同士で日々コミュニケーションに気を使っているんですよ。

──お客様から見えない場所でもそうやって日々努力されているのですね。常にお客様視点でじっくり話を聞き、真剣に相談にのってくれるという高いカスタマーサービスが行える「人」というブランド力は本当に魅力的です。ハワイ在住の日本人にとっても心強い存在の銀行だと思いました。今日はありがとうございました!

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 瀬田さんもミユキさんも誇りを持ってハッピーに仕事をされている雰囲気がひしひしと伝わり、すてきな職場だなと感心。銀行というと機械的で効率化され人のぬくもりのようなものがあまり感じられないイメージだったのですが、おふたりの話を聞いているとほんわかした人情味が伝わってきて「この人なら大丈夫」という気持ちが自然と芽生えてきました。扱っている商品だけでなく、心の底から顧客の役に立ちたいという精神が感じられるかどうかを銀行選びの条件に加えてみてはいかがですか?

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