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単一農園の究極コナコーヒーブランドって!?

単一農園の究極コナコーヒーブランドって!?

コナコーヒーの新ブランド「コナコーヒー・パーベイヤーズ」。単一農園って何がすごいの?こだわりの焙煎とは?気になるロースタリーに潜入取材!

2014.04.16

編集部体験レポート

 アロハ! メグミです。
 ハワイのおみやげの代表選手のひとつと言えるのが、ハワイ産のコーヒー。世界三大コーヒーにも数えられるコナコーヒーをはじめ、ハワイ諸島の各地でコーヒーが栽培され、オリジナリティあふれるブランドが次々と登場しています。そんな中、コーヒー通を自称する私が最近出会ったのが、コナコーヒー・パーベイヤーズという新ブランド。とあるフードイベントでアイスコーヒーを試飲したのですが、口に含んだ瞬間「こ、これは…!」とうなるほどの風味の違いに感激し、工場見学を申し出てしまいました(笑)。こだわりのコーヒーがどんな風にして出来あがるのか、秘密のロースタリー(焙煎所)の様子をレポートします!

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 コナコーヒー・パーベイヤーズのロースタリーは、ホノルル空港近くのサンドアイランドにあります。2008年にブランドを立ち上げたとあり、工場はまだ新しく、ピカピカに掃除が行き届いています。わりと小規模な工場ですが、そこがかえってこだわりを感じさせます。

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 こちらがオーナーでありローストマスターのレイモンドさん。コナコーヒー・パーベイヤーズでは、すべてのコーヒーをレイモンドさん自らローストしています。後ろにずっしりと鎮座しているのは、ドイツ・プロバット社の焙煎機G60。プロバット社は世界で初めてコーヒー焙煎機を作った会社として知られています。大きく無骨なマシンは意外にも精密なコンピュータを搭載していて、ロースト職人であるレイモンドさんの経験に裏打ちされた鋭いセンスを完璧に反映し、絶妙なロースト具合に仕上げてくれるのだとか。

 じつはレイモンドさんは、アラモアナセンターをはじめ日本にも支店を展開する人気のカフェ「ホノルル・コーヒー・カンパニー」の創業者。理想のコーヒーを追求するべく、2008年に事業を売却し、コナコーヒー・パーベイヤーズを立ち上げました。
「最初は小さなキオスクからスタートしたのに、気づいたら従業員を100人も抱える大きな会社になってしまって、一日に一度もコーヒーに触れない日がほとんど。これではいけないと思い、すべてを手放す決意をしました。私は職人であって、ビジネスマンではない、という自分の中の情熱に従ったのです」。

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 工場には焙煎する前の生豆(グリーンビーン)が積み上げられています。これらは、銘柄ごとにひとつの農園で栽培された「シングル・エステイト」の豆だというのも、大きなこだわりのひとつ。ハワイ島コナ地区のコーヒー農園は何百とありますが、出荷の際にはいくつかの農園の豆がブレンドされることがほとんどのため、レイモンドさん自らコナ地区の農園を回り、これだと思う単一農園からコーヒーの原料となる実を仕入れています。「どんな土壌で育ったのか、気候や標高、収穫方法もコーヒーの味を決める大きな要素。私たちが取り引きをしている農園は、とても小さな家族経営で、実の収穫もひとつひとつ手作業で行っています。また、収穫後に外果皮や果肉を取り除いて生豆を取り出し、乾燥させるプロセスも非常に重要です。農家から仕入れた実は、信頼のおけるコーヒー専門業者によって、理想的なプロセスを経てグリーンビーンとなり、私たちのもとへ届けられます」。

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 なんと焙煎ルームの隣りには、焙煎時に発生する煙を分解し、クリーンな空気を排出するシステムを備えた部屋が! 「ハワイにはコーヒー焙煎工場が排出する空気に関する規制はありませんが、まわりの環境へ配慮し、カリフォルニアの基準に合わせたエコシステムを導入しています」。

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 単一農園の上質な豆を使い、ハイテク機能を搭載した焙煎マシンと経験豊かな職人の技によって生み出される、極上のコナコーヒーは、パッケージにも上質さが漂います。現在はオンラインのほか、アラモアナセンターにある高級デパート「ニーマンマーカス」で購入することができますよ。「コーヒーは焙煎した後、数日おいてから味わうのが一番美味しいんです。インターネットで注文を受けたら、焙煎したてのものを発送しているので、到着する頃には飲み頃になっていますよ」。

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 工場内にはカッピングルームがあり、ここでコーヒーのテイスティングを行います。コーヒーを淹れてくれるのは、スタッフのTKさん。ガラス製のやかんでお湯を沸かし、日本製のタカヒロ・ドリップポットでゆっくりとお湯を注いでドリップしていくと、なんとも言えない芳醇なアロマがふんわりと漂ってきます。

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 コーヒーを淹れる間、レイモンドさんがコーヒーに関する興味深いお話をあれこれ聞かせてくれました。コーヒーには600種もの味のレイヤーがあること(ワインは約300種)、そのため上質な豆は煎りすぎずに中煎り(ミディアム)もしくは中深煎り(ミディアム・ダーク)で味わうのが良いこと、ローストし過ぎるとコーヒーの風味が死んでしまうこと、多くの人が「焦げた味」がコーヒーの味だと思っていること、などなど…。日夜コーヒーについて考えているレイモンドさんはコーヒー博士というか、コーヒーおたくというか(笑)。知識豊富なので、つい私も次から次へとコーヒーに関する質問をしてしまいました。

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 「コナコーヒーは酸味が強いと思っている人が多いのですが、上質なコナコーヒーはまろやかでコクがあり、やさしい甘味が広がり、その中にほどよい酸味を感じることができます」と、レイモンドさん。ちなみにカッピングルームにあるテーブルはレイモンドさんの手作りで、立ったまま試飲ができるようにと高めに作られています。

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 コーヒーが入り、お待ちかねの試飲タイム! 淹れたてのコーヒーは香り高く、口に含むと木の実のようなクリーミーさが広がります。これまで濃いコーヒーというと、深煎りのダークな味わいを想像しがちだったのですが、味のレイヤーが何層にも連なるコーヒーは「香ばしさ」というひとことでは収まらない濃厚さ。鼻孔や口の中、舌、喉とそれぞれのパーツで感じ方が違い、とても新鮮なグルメ体験でした。

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 中央はレイモンドさんの奥様であり、フード・サイエンティスト&フレーバリストのジャッキーさん。とびきりキュートな息子さんは、このロースタリーの空間が大好きで、焙煎機を操りたくてしょうがないのだとか。「いまはこの4人が全社員です(笑)。私たちが自信を持ってお届けする極上のコーヒーを、ぜひ味わってくださいね」。

 コナコーヒー・パーベイヤーズのコーヒーは、現在オンラインのほかアラモアナセンターのニーマンマーカスにて購入可能です。今後は実店舗やカフェのオープンも視野に入れているとか。今後がますます楽しみですね!

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