輝くビジネスウーマン梨本昌子さんに聞く【ナシモト&アソシエイツ】

輝くビジネスウーマン梨本昌子さんに聞く【ナシモト&アソシエイツ】

ハワイで最も優秀なビジネスウーマンに贈る「Women Who Mean Business Award」受賞!ナシモト&アソシエイツ社長、梨本昌子さんに独占インタビュー!

公開日:2012.05.10

更新日:2017.06.14

アロハストリート・インタビュー

 ハワイを代表する経済紙「Pacific Business News」が主催する「Women Who Mean Business Award」。ハワイの女性経営者の中から「最も優秀なビジネスウーマン」を選出するこの賞で、13回連続受賞の快挙を成し遂げたナシモト&アソシエイツ社長・梨本昌子さんにお話をお伺いしました。

梨本昌子
Masako Nashimoto

ハワイの広告/PR会社「ナシモト&アソシエイツ」社長。早稲田大学卒業後、女性採用枠がないと言われた某広告系企業の入社試験にトップで合格。入社翌年にはオーストラリアに転勤、着物姿で外交をするなど、その存在は話題に。その後、世界規模の広告会社J・ウォルター・トンプソンに移籍し、世界56カ国ある支社の中で利益額ダントツ1位をたたき出す。結婚、出産などを経て、現在は世界一流ブランドを数多くクライアントに持つハワイ有数の経営者として知られる。

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「最も優秀なビジネスウーマン」に
13年連続で選ばれる唯一の人物

編集部:「2012 Women Who Mean Business Award」の受賞おめでとうございます。これで13年連続の受賞だそうですね。

梨本昌子さん(以下梨本):ありがとうございます。このアワードは1999年にスタートし、今年で14回目を数えます。じつは初年度のアワード開催直前に主人が他界し、アワードどころではありませんでしたが、それ以降は毎年参加させていただき、気づけばもう13年にもなるのですね。

編集部:13年間も連続で受賞しているのは、梨本さんただ1人。ハワイで活躍する日本人女性にとって、とても誇らしい存在です。

梨本:じつは去年から、このアワードへの参加自体を躊躇していたんです。というのも去年は多忙を極めていましたし、10年以上も参加してきて、ひと区切りついた感もあったので。すると主催者である「Pacific Business News」の社長自ら私のオフィスにいらして、「あなたが出ずに誰が出るのですか?」とおっしゃったんです。このアワードへの参加は、ハワイで働く日本人女性、ひいては日本人コミュニティにとって重要なことだ、と。そこまでおっしゃるならと、たった3日間しかない中で参加の準備を整えました。

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編集部:梨本さんは、このアワードのシンボルといっても過言ではないほどですからね。受賞は年々、狭き門となっていると聞きますが、13年間もハワイにおけるビジネスのトップを走り続けるのは、並大抵のことではありませんよね。

梨本:正直、13年も続投するのは簡単ではないですね。このアワードに関して言えば、「ぜひNashiを推薦したい」と言ってくださる方がたくさんいて、その方たちに背中を押されています。だって、私が断っても「推薦する」と言ってくださるんですから(笑)。本当に有り難いですね。

takeではなく、先にgiveすること
人に与え、愛されることの大切さ

編集部:経営者としての手腕だけでなく、地域社会への貢献も選考の大きなポイントだと聞いています。

梨本:「Visitors Aloha Society of Hawaii (VASH)」というNPO団体に10年以上携わり、現在は副理事を務めています。日本をはじめ世界からハワイを訪れる旅行者の方が、事故や犯罪に遭った際に支援する団体です。旅行者に何かあったとき、ボランティアを手配したり、総領事館とやりとりを行い、問題解決のサポートを行なっています。

編集部:ほかにもハワイのアクティブ・シニアを応援する「ハワイシニアライフ協会」や、東日本大震災で被災した子どもたちをハワイへ招待するプロジェクト「RAINBOW FOR JAPAN KIDS」など、さまざまな活動を行なっていらっしゃいますね。

梨本:はい。現在、2×4工法で日本の被災地に家を建てるプロジェクトを進めています。まずは秋田に2軒、それが成功したら仙台に会社を起こし、高台に住宅を建設する予定です。仮設住宅の生活は厳しいもの。一刻も早く、安心できる「お家」を提供できればと。

編集部:そんなプロジェクトも進行中なのですね! ご自身のビジネスも多忙な中、さまざまな活動を行うそのバイタリティは、一体どこから?

梨本:私は6人兄弟の末っ子で、食べ物でも何でも、もらえるのは一番最後。でも、兄や姉のおつかいをしたりすると、「あなたはいい子だから、今日は最初に取っていいわよ」となる。人に親切にすると、それがいつか自分に返ってくることを、幼心に知ったんですね。takeではなく、先にgiveすることの大切さ、人に与えて愛されることを、人生を通して学んだんです。

編集部:なるほど。それは地域活動だけでなく、ビジネスにおいても、サービスの原点と言えるかもしれませんね。

梨本:バイタリティということで言うと、高校時代、短距離走の選手だったことも影響していますね。勝負はよーい、ドン!のスタートで決まるので、決断した後の実行力、瞬発力の強さはそこからきているかもしれません。そして、ゴールに向けてダッシュしていく集中力。アスリートとしての素地が、ビジネスの上での勝負強さや精神力につながっているのだと思います。

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日本人として、女性として...
国際社会を生きる

編集部:一流ブランドなど大きなクライアントを多数抱える梨本さんですが、国際社会で対等に渡り合っていくうえで、重要なこととは何でしょうか?

梨本:まず、語学力をベストまでもっていくこと。これは基本ですね。しかし語学力とコミュニケーション能力はイコールではありませんから、コミュニケーション能力を磨くことが大事です。自分ばかり主張するのではなく、まず相手の話をよく聞くこと。そして、その人の満足のいくサービスを提供できるように、自信を持って臨むことです。

編集部:梨本さんは、海外で活躍する日本女性の草分け的存在ですが、働く女性としてのポリシーとは?

梨本:女性であることは、いい時は意識し、悪い時は意識しない、ということです。女性だからといって蔑まれているなと感じたら、そこで戦うことはせず、仕事の実力でボールを投げ返せばいいんです。逆に、女性が前に出たほうがいい場面というのも必ずあるので、その時には女性としての利点を大いに活かし、共に喜ぶことですね。そもそも私は、女性と男性は違うものだし、互角に勝負しようとは思っていません。外国で、女性でと意識しすぎると「険(けん)」が出てしまいますが、それでは女性特有のやさしさや華やかさが消えてしまいます。「なによひどい!」と言って戦わず、仕事で返す。泣きたい時は一人でこっそり泣けばいいんです。女性の弱さを出してはいけませんよ。

編集部:女性らしさは、弱さとは違う、ということですね。

梨本:女性はエモーショナルなので、仕事の上で壁にぶつかると、すぐにネガティブにとらえて「自分はダメだ」と思ってしまいがちです。しかし私は、壁にぶつかることは、「ブレッシング」と思ってポジティブにとらえます。成長への大きなチャンスですから。この壁はどこから起因したものなのかをゆっくり考えて、立ち直ること。その繰り返しが力を生むんです。よく「打たれ強い人」と言いますが、打たれ強さとは天性のものではなく、トレーニングによって作られるものです。自分をよくトレーニングすることです。壁にぶつかったからといって、上司にくってかかったり、すぐに転職をするのは、短気すぎますね。上司や同僚に礼を尽くすことも大切。継続は力なり、ですよ。

編集部:本日はどうもありがとうございました!

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インタビューを終えて...

オフの時には趣味の絵を描くことでリラックスしているという梨本さん。描いた絵はチャリティ・オークションに寄付したり、また最近は「梨本さんの絵が欲しい」と注文を受けることも多いとか。エレガントでファッショナブル、パワフルでたおやか...これからもハワイのビジネスウーマンの輝く星として、ご活躍を応援しています!

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