パスポートのスタンプ欄は常にいっぱい！
世界中を飛び回る「マスター旅人」ならではの視点で、
各地のオススメスポットを紹介してくれる山下マヌーさんに、
「マヌー流・ハワイの本当の楽しみ方」についてお聞きしました！

ハワイ好きみんなが10年使える
ハワイの本を書きたかった

アロハストリート（以下アロハ） ：
こんにちは！ 早速ですが、いい色に日焼けされてますね～。

マヌー：ええ。2011年は、毎月のようにハワイに来てますからね。ほぼ仕事だけど、楽しく過ごしてます。あ、もちろんほかの海外にもあちこち行ってるから「どこ焼け」かわかんないけど（笑）

アロハ：今年出版された「10 年使えるハワイの遊び方」は、内容がすごく濃いですね。

マヌー：15 年前に書いた「ハワイ個人旅行得マニュアル」以来、いろんなハワイ本を書いてきた。でも、いろいろ試行錯誤してるうちに、自分がはまりすぎてマニアックになりすぎたように感じたんだよね。逆に、15 年前の本に書いた内容の方が今でも使えたりする。だったら逆にこれからずっと使えるような本を書こうと思って。ヘビーリピーターはもちろん、ハワイビギナーにも役立つような、ハワイの裏ワザ的な楽しみ方をこの1 冊に凝縮したつもりです。

アロハ：飛行機やホテルの予約時の裏技から書かれてますもんね。

マヌー：そう。単なるレストランやショッピングの最新情報を羅列するんじゃなく、ハワイ旅行をトータルで楽しめる提案もしたかった。初めてハワイへ行く人も、何度も行っている人も、これを知ってたらスムーズに楽しく旅できるぞっていうね。だから、基本情報であるESTA に関することやブッキングの小ネタ、さらにレストランでのスマートな支払い方法まで紹介してますよ。

アロハ：そしてもちろん、穴場スポットからハワイのゆるキャラ紹介まで（笑）。

マヌー：実際に自分が見てみて、いいなって感じたことだけをたっぷり詰め込んでます。特定のどこかからお金をもらって書いてるわけじゃないから、自分が出会って感動したり楽しかったことのことだけ好きに書かせてもらってます（笑）。

アロハ：そんなマヌーさんのオススメは？

マヌー：いろいろあるけど、最近のダウンタウンはいいよね。トイレもおしゃれな「39ホテル」や、夜中までオープンしててベジタリアンもビーガンもOKのダイナー「ダウンビート」とか。一昔前から様変わりして、若者たが楽しめる新スポットが増えてる。今後も注目ですね。

ハワイが好きだからこそ
地元ローカルをリスペクトしたい

アロハ：本にはノースショアの過ごし方も書かれてましたね。

マヌー：ハワイは、それぞれの場所に合った楽しみ方があると思うんだ。ノースなら、あのひなびた雰囲気を感じながらサーフィンデビューするとか、カイルアだったらアンティークショップを巡りながらサイクリングしてみるとか。もちろん団体で大型バスに乗って、いろんな場所に行くのもいい。でも、言われるままにあっちで行列、こっちでおみやげ…じゃつまらないでしょ。地元の人たちがそこで楽しんできたことを、思い切ってやってみるのもいいと思うんだよね。あと、たまにノースショアで日傘さしてる人がいるけど、やっぱり似合わないもんね（笑）。

アロハ：ロコは不思議そうに見てますよね！

マヌー：ハワイに限らず、地元の人をリスペクトして本を書きたいと思ってます。レストランもショップも、地元の人に長く愛されて来た場所にはちゃんと理由があるからね。逆にワイキキビーチだって、やっぱり昔からロコに愛されてきた場所であって、定番だけどやっぱり楽しいでしょ。そういう意味で、10年と言わず、ずーっと楽しめるハワイはあちこちにあるんだよ。

アロハ：最後に、アロハストリートの読者にメッセージを！

マヌー：今、ハワイの情報は山ほどあふれてる。だからこそ、選ぶ目を持たないと流されそうだし、実際にハワイでの行動が「ガイドブックの確認作業」になってしまうこともあるよね。自分自身が楽しみたいことを見つけ、好奇心を持って行動すればもっと楽しいはず。もちろん、その手助けに本とかほかの情報ソースを利用して、自分だけの旅行を作ってほしいね。

※マヌーさんの著書
「山下マヌーの10年使えるハワイの遊び方」、
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