ハイビスカスフェスティバル in 八丈

ハイビスカスフェスティバル in 八丈

公開日:2007.11.21

更新日:2017.06.25

日本で楽しむハワイ - 特別企画&レポート

第6回 「ハイビスカスフェスティバル in 八丈」

 日本にいながらにしてハワイを感じるなら、イベントやコンサート、ハワイアン・パーティではないでしょうか? そんな訳でこちらのコラムでは、日本で開催されている様々なイベントの体験レポートを、ハワイ好きのレポーターがお届けいたします。
 
イベントレポートたっぷりジャパンレポート!

アロハ~
 猛暑だった今年の夏も過ぎ、日本はすっかり秋から冬の装いですね。
 しかし、ハワイ好きの心は常夏! そこで今回は、東京・八丈島で10月12日~14日の3日間に渡って開催された「ハイビスカス・フェスティバル in 八丈」の模様を、実行委員の小宮山さんのご協力を得て、お届けいたします!


メイン会場は植物公園で、緑がいっぱい!
癒されますね。

八丈島って?

 東京の南方海上287km、伊豆・小笠原諸島に位置し、年間平均気温が東京より3度も高い温暖な気候のため、「常春の島」とも呼ばれる八丈島。北東から南西までが7.5kmという、ひょうたん型をした島は、ダイナミックな自然がたっぷりで、美しい景色も見所のひとつです。
 昭和39年にハワイ・マウイ島と姉妹都市提携の調印以来、双方の交流が盛んに行われ、平成3年度より八丈町が採用した国際交流員の活躍でマウイ島との交流がより親密に。ハワイ・フリークは、チェック必須のスポットです。

 「ハイビスカス・フェスティバル in 八丈」とは?

 昨年は、「HACHIJO フラダンス・フェスティバル」として開催していた、このイベント。今年から「ハイビスカス・フェスティバル in 八丈」と題し、昨年に引き続き、総合監督のジョージ・オナペをはじめ、ハワイから多数のゲストを招聘。フラのコンペ、エキシビション、八丈島と伊豆諸島の民俗芸能、更にバンド演奏やダンスなどの多彩な催しを通して、伊豆・小笠原諸島とハワイ諸島の文化交流の「新たな架け橋」となる為に、島全体で盛り上げるイベントです。


祈願祭に参加する、総合監督でもある
ジョージ・オナペ氏

ホラ貝の音で、カネフラ・コンペがスタート!
1日目 (10/12)

 メイン会場となっている都立八丈植物公園は、緑に囲まれた会場で、芝生に自由に座れるスタイルになっております。会場内には、八丈の焼酎などが楽しめる焼酎バー、カフェ、ハワイアン雑貨や食べ物を販売するブースなどもあり、飲食をしながら気軽にイベントが楽しめるように工夫されておりました。
 午前10時より、メイン会場の植物公園でオープニング・セレモニーが行われ、日本の伝統的な様式で祈願祭を実施。ハワイからのゲストも祈願祭に参加し、さっそく文化交流の始まりという感じです。午後からは、ゲスト・ダンサーでもある、ジョシュア・ノエアウ・カリマのホラ貝の音で、カネフラ(男性のフラ)・コンペのスタート! その後は、郷土芸能などが披露されました。


フラ・コンペ / ソロ・カヒコの様子

フラ・コンペ / グループ・カヒコの様子

フラ・コンペ / グループ・カヒコ
室内でも盛り上がっています!

2日目(10/13)

 ハイビスカス・フェスティバル2日目は、あいにくの天候により、カネ・フラ・コンペの会場が、急遽八丈ビューホテルに変更になりました。2日間に渡って開催されたカネ・フラ・コンペには、ソロふたり、グループ2組がエントリー。結果は、ハーラウ・フラ・オナオナ・オ・カ・マイレが全部門で1位となり、総合優勝を飾ったソロの田中新さんは、来春ハワイで開かれるメリー・モナーク前夜祭のエキシビション参加権をゲット!
 その後は雨も止み、メイン会場にて郷土芸能の部が引き続きおこなわれ、肌寒い風が吹いていたにもかかわらず、子どもたちの元気なパフォーマンスにより、舞台周辺は熱く盛り上がりました! そのほか、各島(八丈島・伊豆七島・三宅島)のフラチームのエキシビションも行われましたが、どのチームもパワフルで笑顔全開! 見ている方たちの声援も最高潮に!


カネ・フラ・コンペで総合優勝を飾った、ソロの田中新さん

八丈島のチーム。レイはもちろんハイビスカス!

伊豆七島のフラチーム。大島、御蔵島、三宅島から来島してくれました。

三宅島のフラガール。平均年齢70歳の元気なチームです。

女性グループによるフラダンス・エキシビジョン

3日目(10/14)

 ハイビスカス・フェスティバルもついに3日目です。天候の都合により、ステージをそっくりそのまま八丈植物公園から、中之郷屋内運動場 (旧中之郷小学校体育館)へ移し、東京などからいらした女性グループ、カネ・フラ・コンペで個人、グループ優勝者による、フラダンスエキシビションからスタート。雨にも関わらず、会場はたくさんの観客で一杯です!
 ゲストのフランク・ヒューエット、イヴァラニ・カリマがハイビスカス・フェスティバルのために作った曲「He Pua Aloalo(ハイビスカスの歌)」も披露してくれました。 また、八丈ビジターセンターでは、数々のお宝映像を集めた「八丈アーカイブス展」が開催され、「えこ・あぐりまーと」においても熱帯植物の即売やひょんはー餅つきが行われました。夜には、青ヶ島の郷土芸能「島踊り」、三宅島の「伊ヶ谷の獅子舞」、八丈太鼓など様々な伝統芸能を披露。イベントのラストは、ゲストと観客の全員で輪になり、「ハワイアロハ」の大合唱! 雨にも負けず、こうして「ハイビスカス・フェスティバル in 八丈」は無事に幕を閉じました。


ヒューエット氏、イヴァラ二氏は八丈のために作った曲を披露

ひょんは一餅つきに参加し、楽しむゲスト

三宅島の伝統芸能「伊々谷の獅子舞」

イベントのラストは、みんなで輪になり「ハワイアロハ」を大合唱!

「ハイビスカス・フェスティバル八丈島実行委員会」の小宮山真実さんの
 イベント後の感想をご紹介します。

 ALOHAを感じる、心に残る3日間でした。雨天もあり、色々と至らない点も多い中、ゲストの方々の多くが「また来ます!」と笑顔で島を後にして下さいました。
 日本初のカネ・フラ・コンペ、フラ・エキシビジョン、ハワイのクムフラたちによるショーやワークショップ、様々な伝統芸能が、ハワイとよく似た環境の中で誰でも無料で楽しめるのは、ここ八丈島ならではだと思います。羽田から飛行機で40分弱、ハワイに行きたいけれど時間がない、という時など、八丈島はいかがですか? 大自然がお待ちしております。

また次回のイベントレポートをお楽しみに!

公開日 : 2007年 11月 21日

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