オアフ島ダウンタウンで91年間にわたって営業を行ってきた老舗バーの「スミス・ユニオン・バー」が閉店することが明らかになった。
ノースホテル通り沿いにあるスミス・ユニオン・バーは、禁酒法廃止後の1934年に創業されたハワイ州最古のバーで、ハワイの歴史を何十年にもわたって見守ってきたスポットとして親しまれていた。
パシフィック・ヒストリック・パークスのジム・マッコイ氏は、スミス・ユニオン・バーは真珠湾攻撃や第二次世界大戦を乗り越えた水兵たちの人気スポットだったとするとともに「軍の退役軍人コミュニティにとって、このバーは非常に大きな意味を持っています。時代は変わっていくものですが、これも歴史の一部であり、私たちは決して忘れてはならない歴史です」とコメントしている。
なお、バーの関係者は閉店の理由について、地主側が賃貸契約の更新を行わないと通達したためと説明。最終的な閉店日は未定となっているものの、店内にある酒類が売り切れるまでは営業を続けるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ

