中部太平洋ハリケーンセンターは、ハリケーン「キコ(Kiko)」がハワイ諸島に接近しているとして、市民に対して準備と注意を呼びかけている。
キコは3日(水)の11:00過ぎの時点で、ハワイ島ヒロの東約2600キロメートルに位置し、カテゴリー4の大型ハリケーンの勢力を保ちつつ時速約14キロメートル速さで西に移動しており、今後数日間は西向きの進路を維持し、週末にかけて西北西方向へ進路を変え、5日(金)の夜遅くか6日(土)に中部太平洋へ移動するとみられている。
なお、ハリケーンセンターでは、キコは今後4~5日で、冷たい海面と乾燥した気団を通過することで徐々に勢力を弱めると予想。さらに、現在の予報モデルでは、キコはハワイ諸島に接近する可能性があると予想されているものの、今後の正確な進路を予測するには時期尚早で進路は変更されることもあるとしながら、ハワイ諸島近くを通過する際に雨や高波をもたらす可能性もあるため、市民に対し、今後の天候や警報等の情報を注視し油断をしないように呼びかけている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ