ホノルル警察は、オアフ島での交通死亡事故発生件数が前年同時期と比較して約2倍になっているとして、市民に対して注意を呼び掛けている。
当局によると、6月6日(金)の時点でオアフ島内では31件の交通死亡事故が確認されており、これは昨年同時期の14件と比較して2倍となっているほか、とくに歩行者とバイク運転者の事故死者数が増加傾向にあるとしている。
当局が発表した統計によると、交通死亡事故となる3つの主要因は、ドライバーの不注意、スピード違反、そして運転能力の低下で、今年の交通事故死者の3分の1は、スピードが要因の事故だったほか、死亡事故の半数近くは、薬物やアルコールなどの何らかの運転能力の低下が関係していたとことも明らかとなっている。
当局では、違法なレースイベントを阻止するために行っている夜間の取り締まりを強化して以来、オアフ島でのスピード違反による逮捕件数が20%増加したとして、ドライバーに対して引き続きスピードに注意して運転することや、事故発生時にしばしば致命的な要因となるバイク運転者のヘルメット未着用も増加しているとして、バイク運転者に対してヘルメットを着用するよう促している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ