州議会が公立校でのCPRプログラムの試験導入案を可決

2023.05.27

日刊ローカルニュース

ハワイ州では現在、すべての公立校に少なくとも1名はCPR(救命措置)の訓練を受けた人物が在籍しているものの、州議会では今回、将来的に公立校に在籍している生徒が、CPR、応急処置、除細動器のコースを受講できるようにする試験プログラムの導入案を可決。州知事が承認した場合には、同試験プログラムが公立校で導入される可能性がある。

ジャスティン・ウッドソン州議員は「今回、州議会で承認された試験プログラムでは、オアフ島中央部にある公立校1校に医療対応チームを発足させ、教師、校長、副校長、その他のサポートスタッフが、CPRを含むさまざまな緊急対応について訓練を受けることになります」とコメント。州教育局の運営統括責任者であるカート・オタグロ氏も「試験プログラムの結果などを通して、学生や教職員が安心してCPRを行うことができる環境を整えることの重要性を知ってもらえる機会となるでしょう」と語っている。

また、ホノルル救急隊のサニー・ジョンソン救急隊員も「時間が経つごとに、患者の生存率や長期的な転帰が失われていきます。CPRの認定を受けた人が多ければ多いほど、心肺蘇生を素早く開始でき、除細動も素早く行え、より多くの人の命を救う機会が生まれます」と話し、CPRを行うことができる人が増加することは必要だとの見解を示し、公立校でのCPRプログラムの導入を支持するとしている。

なお、ワシントン州では高校卒業条件として、CPRの受講が義務付けられており、州教育局も、将来的には公立校に在籍するすべての生徒にもCPRについて学べる機会を提供したいとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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