州内唯一の膵臓移植プログラムが手術を一時中止

2022.08.13

日刊ローカルニュース

クイーンズ・メディカル・センターでは、後任の外科医が見つかっていないことを理由に、州内唯一の膵臓移植プログラムの一時中断を発表。来週より、州内での膵臓移植手術ができない状態になることが明らかになった。

クイーンズ・メディカル・センターによると、昨年より膵臓移植プログラムを引き継ぐ新しい外科医を募集し続けているものの、現時点で専門医が見つかっていないため、同プログラムを一時的に停止することになったとしている。

ハワイのヘルスケア協会のCEOであるヒルトン・ラエテル氏は「クイーンズの膵臓移植プログラムが一時中止となることで、州内で移植が必要な患者はカリフォルニア州やオレゴン州、ワシントン州などの医療機関のプログラムの利用を検討することとなります。幸運にも移植適合者が見つかったとなった場合には、現地へ赴く必要がありますが、患者は手術のことだけでなく、術前や術後にどう過ごすのか、家族が一緒に行く場合に1カ月以上になるかもしれない滞在費等をどうするのかといった問題もあります」とコメント。今回の膵臓移植プログラムの一時中止は、ハワイ州の医療従事者不足が医療に与える影響を示す最新の例であるとしている。

なお、クイーンズでは、引き続き移植専門の外科医を探すとするとしている。また、ハワイ州では現在、約400名の移植希望者が待機中で、その多くが腎臓移植を必要としているとして、市民に対して移植ドナーに登録することも検討してほしいと呼び掛けている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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