オアフ島の電気使用料金が値上げ

2022.08.08

日刊ローカルニュース

HECO(ハワイ電気局)は、オアフ島にある唯一の石炭工場がまもなく閉鎖することなどを理由に、10月よりオアフ島での電気使用料金の値上げを行う予定であると発表。10月より一般家庭での電気使用料金の値上げ率は約7%ほどになるとの試算を明らかにしている。

当局では、9月1日(木)にオアフ島西部のキャンベル工業団地にあるハワイ最後の石炭工場の操業が停止となることで、一時的に発電のために今まで以上に発電のために石油が必要になるとしており、より多くの再生可能エネルギーが利用できるようになるまで、一時的にオアフ島での電気使用料金を値上げする必要があるとしている。

なお、再生花のエネルギーによる発電計画は、新型コロナウイルスの感染拡大やインフレ、サプライチェーン問題などによって、予定よりも遅延している。

HECOのスポークスマンであるジム・ケリー氏は「発電燃料として利用してきた石炭工場が操業を停止し、石炭による発電という選択肢がなくなることで、顧客のコストは月に2ドルほど高くなると予測されています。しかし、ウクライナ情勢などによる原油価格の上昇で、そのコストは現在、500キロワット時を使用する典型的な顧客で一カ月で約15ドル以上になると推定されています。ただし、オアフ島では現在9つの再生可能エネルギープロジェクトが進行中で、どのプロジェクトも石油を使うよりはるかに安いコストで電気を生産する予定です」とコメントしている。

当局では電気料金の値上げを受け、電気料金の支払いが困難な顧客に対して、支払いプランのオプションや利用可能な金融支援情報などの提供も行っている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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