ハワイ州教育局で、8月からの新学期の開始を前に、希望すればオンラインでの授業の受講を可能とするオプションの導入について検討していることが明らかになった。
教育局では、8月からの新学期について、すべての生徒を対面式授業の対象とするとしていたものの、一部の保護者の間からオンラインでの授業の継続についての問い合わせがあったほか、12歳未満の児童に対してのワクチン接種が行われていないことなどを考慮し、各家庭が希望すれば新学期開始後にオンラインでの授業の受講を許可する案を検討している。
教育局のペイン議長は、子どもたちが学ぶのに最適な場所は教室であるとしながら、一部の学校はすでにハイブリッドモデルに移行しているところもあり、すべての学校で遠隔での授業受講をオプションとして導入できるようにするべきだとの意見があるとしている。
当局では今後、オンラインでの授業の受講を可能とするオプションの導入と授業の提供方法などに検討を続ける予定で、教師が対面式の授業とオンラインでの授業の両方に対応するのではなく、専任の教師がオンライン授業を行うべきであるとの意見などもあり、選択肢を拡大するために、連邦政府の資金を活用するなどの案が検討されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ