ハワイ州でのJ&J社製ワクチン一時停止の影響は限定的

2021.04.14

日刊ローカルニュース

FDA(米食品医薬品局)が米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンの一時使用中止勧告を発令したことを受け、ハワイ州でもJ&J社製のワクチンの一時中断が決定。当局では、J&J社製のワクチンの一時停止による州内での影響はほとんどないとの見解を発表している。

州保健局によると、ハワイ州には約47,600回分のJ&J社製のワクチンが供給され、約17,808回分の投与が行われたものの、ワクチンを接種した人に血栓が生じたとの報告例はなく、今後もワクチン接種者の経過を注意深く観察するとともに、当局からの勧告を受けて一時的にワクチンの接種を停止することを決定したとしている。

マウイ郡などではJ&J社製のワクチン接種を行っていたクリニックでモデルナ社製のワクチン接種に切り替えるなどの対応を行っており、当局では、J&J社製のワクチンの一時停止は、ハワイ州でのワクチン接種計画にはそれほど大きな影響は与えないだろうとしている。

ハワイ州では、保管が簡単で、1回の接種でワクチン接種が完了するJ&J社製のワクチンは、州内の遠隔地などでの接種に向いているとされていた。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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