噴火の影響で生花が供給不足に

2018.06.27

日刊ローカルニュース

ハワイ島で続く火山活動の影響で、ハワイ州内に流通している生花の量が激減し、供給不足が深刻化していることが明らかになった。

州農務局は、溶岩流の流出などにより、ハワイ島で従事している生花業の大部分が打撃を受けており、流通する生花の量が通常の半分ほどに減少しているとしている。

ホノルル市内にあるワタナベ・フローリストの関係者は「同店で取り扱っているトロピカルフラワーの価格が高騰しており、今まで州内で入手することができた一部の生花を州外から輸入することになっています」とコメントしている。

また、今月卒業式が行われたオアフ島の私立校、プナホウ校では、例年男子生徒がマイレレイを身に着けることが伝統となっているものの、マイレレイの供給不足のため、今年は男子卒業生217名が、マイレレイの代わりに黄色いバラの花のブートニアを身に着けて卒業式に参加していた。

生花を取り扱っている業界関係者は「今後、ハワイ州内で顧客が希望する花を入手することはさらに難しくなる可能性があります。また、値段もさらに上がることになるでしょう」とコメント。生花農家のひとりは「ビジネスを少しでも早く再建したいと思いますが、生産量とキャッシュフローの状況を元通りにするには、蘭栽培であれば3年から4年は必要になるかもしれません」と語っている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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