プロ・ウインドサーファー故飯島夏樹さんの妻、飯島寛子さんは4人のお子さんと一緒にハワイ在住。スタジオ・リムでのラジオパーソナリティ、エッセイストとして活躍しています。また、最近ではホノルルマラソンをはじめとする数々のマラソンやトライアスロンなどに挑戦するアスリートとしても知られる素敵な女性です。

　そんな寛子さんによる新刊「アロハの贈りもの〜家族5人 ハワイで今日も生かされて」が、2015年3月4日に発売となりました。この本は、寛子さんがご主人の夏樹さんを天国に送って10年、常夏の島ハワイの地で4人の子育てに奮闘しながら感じてきたことを、寛子さんの言葉と聖書の内容を交えながら綴ったもの。第一章は、夏樹さんの最後の姿とその後の家族の歩みについての紹介が、そして第二章以降はクリスチャン新聞・福音版に寛子さんが連載中している「ハワイからの手紙〜やさしい風に吹かれて」の中からセレクトされた文章が、やさしいイラストと一緒にまとめられています。

　夏樹さんが亡くなったとき、長女の小夏さんが10歳、末っ子のたまきくんはまだ3歳でした。4人の子どもたちを抱えたシングルマザーが異国の地ハワイで生活するのがどれほど大変なことだったか、想像するだけで胸が痛くなります。でも、そんな生活の中で、最愛のお子さんたちへの愛情や周囲の人たちの支え、大きなアロハと神様への信仰に包まれながら「悲しみが喜びに」「つぶやきが感謝に」変えられていった寛子さんのハワイでのライフスタイルが、この本の中にやさしく温かく記されています。

　いつもポジティブでかわいらしくて笑顔がすてきな寛子さん。「私たち飯島ファミリーが、今もなおハワイで生かされていることに感謝の気持ちでいっぱい」と語る彼女の魅力がぎゅっと詰まった「アロハの贈りもの」。すべてを受け止めながら前向きに生きる "聖書流" スローライフのすすめは、ハワイからさわやかなやさしさを届けてくれる一冊です。（写真は、新刊を持って寛子さんが編集部へ来てくださった時のものです）