ハワイ「戦艦ミズーリ」迫力2倍増し!改修工事を終えた戦艦ミズーリへ

ハワイ「戦艦ミズーリ」迫力2倍増し!改修工事を終えた戦艦ミズーリへ

戦艦ミズーリの新しく生まれ変わった上層構造部へ行ってきました! パールハーバーを眺望できる特等席、艦長室や操舵室など見応え満載!

公開日:2018.05.07

更新日:2018.12.05

編集部体験レポート

※こちらの記事は2018年5月7日に公開されたものです。

アロハ! エリカです。

第二次世界大戦から活躍していたアメリカの戦艦で、パールハーバーに係留されている歴史的スポット「戦艦ミズーリ記念館」。昨年、戦艦の下層部をグルグル巡る「探検家ツアー」に参加し、思い出に残る戦艦デビューを果たしました。

↓探検家ツアーの記事はこちら↓

あれから約8カ月…

一年かけて行われた上層構造部の改修工事が今年の2月で終了し、さらにバージョンアップした戦艦ミズーリが見られるようになったという情報を聞きつけ、取材に行くことに。

 

というわけで、再びやってきました with インターンのミキちゃん!(写真右)

今回は、日本のセールス&マーケティング担当のヒトミさんに案内していただき、新しくなった上層構造部見どころをご紹介します〜。

 

改修費のべ3.5億円!
パールハーバーを望む上層構造部

昨年8月に訪れた際、撮影した改修工事中の戦艦ミズーリ。上層構造部は布で覆われていました。

それが…

どど〜ん!

上層構造部もピカピカに生まれ変わり、本来あるべき姿の戦艦ミズーリが目の前にそびえ立ちます。前もその大きさに圧倒されましたが、この目ではじめて全貌を見る今、その迫力も倍に感じます。

のべ3.5億円をかけて行われた改修工事では、新たに増築された箇所も。たとえば艦首のほうにある、こちらのツルツルした球体は、26年ぶりに再現された「ドーム型RPVトラッキング/コントロールアンテナ」。

広報ヒトミさん:艦尾より遠隔操縦無人機(RPV)を放ち、主砲をどの位置に向けて撃ったらいいのか焦点を定めるための射撃観測用として使用されていたんです。長距離を小銃のような正確さで狙うことが出来ました。

なるほど〜。にしても、これがドラ○もんの頭に見えて仕方ないのは私だけでしょうか…?(笑)。

「私たちが今から向かうのはあの辺りかな?」と想像しながら外からのミズーリの姿をしっかり目に焼き付けたところで、新しくなった上層構造部の内部へ。

 

露天艦橋

艦内にある階段を登り、艦首のほうへ進みこの左右の通路を通った先に見えてくるのが…

 

ど〜んと広がるパールハーバー。

主砲とメインデッキごしに広がる絶景を独り占めできちゃう、とっておきのスポットです。ミズーリにこんな見晴らしのいいポイントがあったなんて、知らなかった…。

 

ちなみに、ミキちゃんが座っているのは艦長が座っていた椅子。座り心地はどうですか?


ミキ:眺めも良くて最高です!

ほほぅ。当時の艦長はここから望遠鏡を覗きながら行先を確認していたのでしょうか。いろいろ想像してしまいます。

ちなみに、改修工事でこの辺りの床にはすべり止めがしっかり施されていました。

操舵室

こちらは操舵室。中には入れませんが、舵が見えます。「ブリッジウォッチ」とよばれるチームが操船を行っていたのだそう。

 



広報ヒトミ:戦艦の最も大切な場所だけに、操舵室の壁は44センチとかなり分厚く作られていたんですよ。

44センチ!? 扉で閉め切られていた当時は暑くなかったのかなぁ…。

 

艦長室

操舵室の隣りにある艦長室。緊急時にもすばやく対応することができるよう艦橋内に作られたのだそうです。

枕元には電話やスイッチがいっぱい。艦内のいろんな場所からここに連絡があったのでしょうか。

 

トマホークの発射機

湾岸戦争で新たに設置されたトマホークの発射機がありました。ひとつの発射機に4連装のミサイルが入るだけあって、かなり大きいです。


広報ヒトミ:トマホークを一発撃つのに当時の金額にして約1億円かかったんですよ。ちなみに湾岸戦争時にミズーリから28発のトマホークが発射されました。

全部で28発…ということは28億!? ひぃ〜、相当なお金がかかったんですね。

テレビで生中継をされたはじめての大型戦争として有名な湾岸戦争。ここからミサイルがぴゅんぴゅん飛ぶ映像を多くの人が見ていたんですね。今、その場所に自分が立っていると思うと不思議です。

 

戦闘指揮所

そんなトマホークを発射していた場所がこちら。もともとは艦隊司令長官の部屋として使われていたものが、1980年代のミズーリ近代化の際に改装されたのだそう。

 



広報ヒトミ:これがトマホークを発射するのに使われていた機械です。2つの鍵を2人の担当者が同時に入れることではじめて発射できたんですよ。

一発一億円を発射する気持ち、想像もつきません…。

当時はとんでもない緊張感の中、みんな任務についていたんだろうなぁ。そんなに遠くない過去に、トマホークを使用していたのかと思うと、自然に身も引き締まります。

 

部屋の中心にあるここは、船の先頭全般を指揮するTAO(日本語で戦術行動士官)と呼ばれる人が座っていた場所。通信用の電話に近く、作戦用のディスプレイが目の前に見えます。

広報ヒトミ:通常室内は青のライトが使用されていたんです。

 

特別に蛍光灯から青いライトに切り替えていただきました。

過去に使われていたものなのに、まるで未来にタイムスリップしたみたい…。ところで、なぜ青色なんでしょうか?

広報ヒトミ:レーダーやスクリーンなどの機器類が見やすくなったり、夜間この部屋から外へ出た際に外の暗さの中で視力を保つことを可能にしていたんです。

なるほど〜。こんな暗い中で文字が読めるんですね…不思議。

ここまで約30分。艦長室や操舵室など、艦長が主に活動していたミズーリの中核となる部分がたくさん見られる上層構造部は、かなり見応えがありました。訪れる際は、ぜひ艦長になった気分を堪能してみてくださいね!

 


次のページでは…

私とミキちゃんがグッときた見どころと、ショップ&サービスをご紹介!

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