まるで宇宙船!至近距離のマンタに大興奮【マンタ大学】

まるで宇宙船!至近距離のマンタに大興奮【マンタ大学】

ハワイ島だけの感動体験!野生のマンタと夜の海で泳ぐマンタ・ナイト・シュノーケルに参加してきました。これはすごい、マンタが近い!大きい!!

公開日:2016.01.24

更新日:2017.07.18

ハワイ島(ビッグアイランド)特別コラム

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アロハ! メグミです。

突然ですが、野生のマンタレイって、見たことありますか? スキューバダイビングをする方なら、「私はもう10枚ぐらいは見てるよ」という方もいるかと思いますが(※マンタは1枚、2枚と数えるんだそうです)、ダイビングをしていても、出会えたらけっこうラッキーなほうの動物なんじゃないでしょうか。

そんな海のレアキャラ・マンタ君を、ダイビングしたり海深くに潜ることなく、しかも手が届くほどの至近距離で見ることができる感動体験があるんです。さらに、その舞台となるのは夜の海というロマンティックなシチュエーション! 先日、リツコ編集長と体験してきましたので、たっぷりご紹介します!

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やってきたのは、ハワイ島コナ。

じつは、ハワイ島コナは、野生のマンタが数多く生息することで世界的に有名なスポット。たぶんオアフ島の近海にもマンタは棲んでいるのでしょうが、ダイビングすることなくシュノーケルだけで気軽にマンタを見ることはできません。みなさん、マンタと泳ぎたいと思ったら、ハワイ島ですよ!

さて、今回私たちが参加したのは「マンタ大学」というマンタ・ナイト・シュノーケルを行う現地アクティビティ・ツアー。オアフ島で野生のイルカと泳ぐツアーで大人気の「私立イルカ中学/名門イルカ大学」が運営しています。ツアーは送迎あり・なしを選ぶことができ、送迎ありの場合は上の写真のようなバンでホテルまでお迎えに来てくれます。

ちなみに、現地には着替える場所がないので、洋服の下に水着を着ていきましょう(※公衆トイレがありますが、あまり時間がないので、あらかじめ水着を着ていくのがおすすめです)。

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向かう先は、ハワイ島コナ空港からほど近いホノコハウ・ハーバー。送迎なしの場合は、このバーバーに現地集合となります。集合時間は、季節によって変わりますが、だいたい17:00前後。サンセットの時間によって変動します。

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こちらがオアフ島の「私立イルカ中学/イルカ大学」の名物学級委員長、イルカさんことユリコさん(左)と、娘さんのアリシアちゃん(左)。アリシアちゃん(以降アリちゃん)は、カメラを向けるたびに変顔をするおちゃめさんです(笑)。

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水着の上にウエットスーツを着て、準備万端! この日はイルカさんがオアフ島に帰る用事があるということで、イルカさんとはここでお別れです。アリちゃん、あとはよろしく!

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太陽が傾いてきました。

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支度をしていた場所からボートまでは、徒歩すぐ。

カメラやタオルなどの荷物も持っていきます。ボートは小型なので、あまり荷物が多くならないように、最小限にしておくことと、貴重品が濡れないようにジップロックなどに入れておくのがポイントです。

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ツアー参加者のみなさん。ボートはけっこう小型ですが、必要なものだけが詰まっていて、かなり機能的です。

さあ、出港しますよ〜!!

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動き出すボートの上で、海での注意事項などをアリちゃんが説明してくれます。この黄色い筒状のものは「ヌードル」と呼ばれる「浮き」で、泳ぎに自信がない人はこれにつかまって海に入ることができます。

マンタの説明も行われました。じつはマンタの生体はまだあまり解明されておらず、謎の多い生物であること。クジラと同じく、しっぽのまわりの斑点模様で個体を識別できること。もし未登録の個体を発見したら、名乗りでて名前を登録できること。海中でマンタに出会ったら、絶対に触ってはいけないこと。なぜなら人間の持つ雑菌がマンタに移り、病気になってしまうのだそうです。

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ボートのヘリは空気でふくらんだ浮き輪のようになっていて、またがって座ることができます。このボート、小型な見た目に反してかなりの猛スピードでぎゅんぎゅん進むので、またがって進むとバナナボート状態でかなりスリル&エキサイティング! もう、これだけでもアクティビティとして成立するぐらいの楽しさ。

...え? あの、左に見切れているキッズですか?
私も最初「え!子ども乗ってる!」と、びっくりしたのですが、船長の息子さんだそうです。最初は、大丈夫なのかしら...と思いましたが、この子が相当な海の達人で、私なんかよりも全然大丈夫でした(笑)。

ちなみにこちらのツアー、子どもも参加OKだということで、万事がすべて大丈夫!でした。

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移動中にあれこれ語らうアリちゃんとリツコ編集長。アリちゃんは子どもの頃からイルカと泳ぎまくっている海の達人。日本語もペラペラです。

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遮るもののない水平線に、真っ赤な炎の塊が沈んでいきます。ボートの上の誰もが、言葉を忘れてただただ彼方に見入ってしまう瞬間。なんてドラマチックな夕陽...。

この写真、なんだか男前に撮れていて、かなりお気に入りです。サンセットは一瞬なので、記念撮影をお忘れなく!!

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日が沈んだ後は、空も海も茜色に染まり、これまたビューティホー! ハワイ島は、ハワイ諸島の中でも唯一、活火山がある島ですが、活発に活動を続けるキラウエア火山から排出される火山灰によって、こんなふうに美しい夕焼けが見られるんですよね。

胸の奥がギュッとしめつけられるような、郷愁をさそう美しさです...。

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そうこうしているうちに、マンタが現れるスポットに到着〜!

陸に建つあの白い建物は、シェラトン・コナ・リゾートじゃありませんか! このホテル、私が初めてハワイ旅行に来た時に泊まったホテルで、個人的にとっても思い入れがあるんです〜。そういえば、ホテルの1階には野生のマンタが見られることで人気のバーがありましたっけ。

これから、その野生のマンタを、一緒に海の中で、至近距離で、眺めるわけですね!!

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もっと岸に近づいたところで、停泊するポイントを見定めます。

ここで先ほどのキッズが大活躍!
暗くなる前にひととおりの準備が終わるよう、テキパキと作業を進めていき、ちゃっちゃとウエットスーツを着て海にザブン! しかもウエットスーツがマンタの形で、ぴろ〜んとしっぽが出ていてかわいかったんですよ〜。暗くて写真が撮れなかったのが残念です。

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あたりには、同じくマンタを見るために集まったボートがたくさん浮かんでいます。

上の写真、ボートのおしりから青い光が出ていますが、このLEDライトに集まったプランクトンを食べるために、野生のマンタたちがやってくる...というのが、ハワイ島コナのマンタ・ナイト・シュノーケルのしくみです。

「あ、マンタ来てるよ! 早くいきましょう!」
アリちゃんの声に、みんな急いでシュノーケルギアを装着し、次々と海へ。

マンタ、どこ、どこ??

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海に入ってすぐさまマンタ登場!!

上の写真は、私たちが参加した日ではないのですが、海の中の様子を説明しますと......こんなふうに四角い大きな「浮き」につかまり、海面にプカプカ浮かびながら海の中を覗き込みます。泳ぐ必要がないのでラクです。そして、浮きの下にはLEDライトがついていて、この光に集まったプランクトンをめがけてマンタがやってきます。

要するに、マンタさんは、お食事をしに泳いで来るわけですよ。
大きな口を「あーーーーーん」と開けて、この光めがけて泳いでくるんですね。
人間がすっぽり飲み込めるんじゃないかってぐらい、大きな大きな口なんです。
そりゃもう、すごい迫力!!

しかも、ものすごく近くまで来るんです。
どれぐらい近いかって?

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マンタ、どーん!!!

私がこの日、かろうじて撮影できたマンタ写真がこちら。夜の海は真っ暗で撮影が難しく、またマンタの動きが早くてシャッターが追いつかないんですよ。右上に見切れているのは、ウエットスーツを着た私の体のどこかだと思われます。...ね、この近さ、触るなっていうほうが難しいってぐらいの至近距離ですよね? マンタのほうから突進してくるので、当たらないように避けるのが精いっぱいでした。

たっぷり45分ほどのマンタとの遭遇を堪能し、ボートに戻って、ふたたびハーバーに戻ったのが20:00前。ボートの上ではココアを淹れてくれて、その温かさにホッとしました。

21:00前後にはホテルに戻ったのですが、間近に見た野生のマンタに興奮さめやらず(笑)。思えば、真っ暗な夜の海で泳いだのも、生まれて初めてでした。昼間とはまったく違う夜の海は、ロマンティックで幻想的で、まるで宇宙空間を漂っているような現実離れした美しさと、ちょっとした怖さと...。その中で光の中を舞うマンタは、まるで大きな宇宙船のようでした。

野生のマンタと出会うマンタ・ナイト・シュノーケル。マウナケア山頂の星空&朝陽ツアーと並んで、ハワイ島でぜったいに体験してほしい感動ツアーです。人生観が変わりますよ〜!

「マンタ大学」の詳細・ツアーお申し込みはこちら>>

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