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誰も見たことがないハワイを写す若き才能

誰も見たことがないハワイを写す若き才能

2015年10月、東京で写真展を開催する29歳のランドスケープ・フォトグラファー、アンドリュー・マクハウエルさんにインタビュー!

2015.09.20

アロハストリート・インタビュー

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 10月2日(金)~8日(木)、東京・六本木の富士フィルム フォトサロン東京にて写真展「ハワイ AINA IMAGERY」を開催するフォトグラファー、アンドリュー・マクハウエルさん。大判フィルムでの撮影にこだわり、タフで繊細な独自の感性でハワイをはじめ世界のさまざまな表情を切り取る、若きランドスケープ・フォトグラファーに直撃インタビュー!

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●アンドリュー・マクハウエル/Andrew McHowell
アメリカ・カリフォルニア生まれ。2009年にハワイに移住し、写真家としてデビュー。ワイキキを中心とするホテルやギャラリーからの依頼を受け、人気に。2011年、ハワイカイに自身の写真ギャラリー「AINA IMAGERY」をオープン。2014年、世界70カ所以上の景色を収めた写真集「New Landscapes」を上梓。

編集部:アロハ! 初めまして。日本での写真展は今回が初めてということで、まだまだ日本ではアンドリューさんのことを知らない方も多いかと思います。アンドリューさんのすごさが端的にわかりやすいエピソードとしては、B'zの稲葉浩志さんが絶賛されているそうですね?

アンドリュー:はい。私のギャラリー「AINA IMAGERY」がハワイカイ地区の有名レストラン「Roy's」の隣りにあるのですが、食事の帰りにギャラリーに立ち寄り、写真をとても気に入ってくれて。その日をきっかけに、その後もギャラリーに来てくれるようになりました。私はいまの日本のことはあまり知らないのですが、とても有名なスターなんですよね?

編集部:超がつくほどビッグスターですよ。日本では知らない人はいないほどです。

アンドリュー:そうなんですね。彼自身もアーティストなので、自分の写真を好きになってもらえて、うれしいですね。

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編集部:いま話題にも出ましたが、この若さで既にご自身のギャラリーがあるというのが、すごいですよね。どんな風にして写真の道へ入ったのか、教えてもらえますか?

アンドリュー:最初に写真を撮り始めたのは、14歳の頃です。フィルムカメラとデジタルカメラを使って、遊んでいた感覚でした。16歳ぐらいから、真剣に写真と向き合うようになり、そして現在、29歳の自分がいます。

編集部:最初にフィルムとデジタル、両方を手にしていたんですね。今から15年前というと、ちょうど世の中がフィルムからデジタルに移行する転換期だったのではないでしょうか。

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アンドリュー:フィルムとデジタル、両方いろいろと試してみて、どちらもそれぞれの良さがありますが、次第にフィルムしかなかった古い時代の写真スタイルに強い魅力を感じるようになりました。私は写真について、学校に通ったり、誰か先生に従いたことはなく、すべて独学でここまで来たのですが、アンセル・アダムスやエリオット・ポーターなど、19世紀初頭から後半にかけて活躍した写真家から、強い影響を受けています。現在は主にフィルム、それも大判フィルムで作品を撮影していますが、フィルムならではの手触りや空気感、奥行きや世界観といったものが、ほかの写真家とは異なる私ならではの魅力のひとつになっていると思います。

編集部:今ではフィルムに触れたことのない世代もいるかと思いますが(笑)、以前、家庭用のカメラといえば35mmフィルムが一般的で、それ以上のサイズはプロユースでした。大判フィルムにもさまざまなサイズがありますが、どのサイズを使っているのでしょうか?

アンドリュー:4x5のミディアムサイズから、パノラマだと6x17のサイズもよく撮影しています。カメラはドイツのリンホフ・テクノラマ617sⅢが好きですね。オール・ハンドメイドで素晴らしいカメラです。日本の大判カメラのエボニーもお気に入りのひとつで、木製のクラシカルなカメラなんですよ。つい先日も、エボニーの4x5で撮影してきたのですが......(撮影の写真を見せる)。

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編集部:え! すごい大きなカメラですが、ここ、山の上ですよね? この大きなカメラを持って、山を登ったんですか?

アンドリュー:はい(笑)。もともと旅行が好きで、自然の中にいるのが好きなんです。プロの写真家になろうと思ったのも、山や海、旅先で出会った素晴らしい光景を残したい、多くの人に伝えたいという衝動が最初のきっかけでしたから。カメラ機材を持って登山したり、キャンピングカーで移動しながら雪山やキャニオンを撮影したり。ヘリコプターのドアを全開にして、そこから下ろしたはしごにつかまって撮影したりと、かなりアクティブですね。

編集部:ヘリコプター撮影も! 体力と運動神経が相当あるんでしょうね。過酷な環境下で、それでも手間と時間のかかるフィルムを選んでいるのが、なんとも興味深いです。

アンドリュー:小型のデジタルカメラやiPhoneを使って、誰もが旅先やアウトドア・シーンで枚数をいとわず写真を撮っています。それは素晴らしいのですが、私は、その同じ場所にいても、みんなが見ていない景色を、写真で表現したいと思っているんです。

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Manoa Falls after heavy rains

編集部:なるほど......たしかに、私もマノアの滝には何度も行っていますが、こんな滝の表情は見たことがないです。言われなければわからないほど、まったく違う場所のように見えますね。

アンドリュー:シグネチャーな場所だけでなく、普段は足を止めることもない場所にも、感動的な光景があるんです。「この場所って、こんなに美しかったんだ!」と驚いてしまうような、奇跡のような一瞬を捉え、その感動的な美しさをシンプルに、そして芸術にまで洗練させるために、私はこれらのフィルムカメラを用いています。大判フィルムは一枚ずつしか撮影できないし、撮る枚数も限られ、一度撮ったものはやり直しができない、不便で退屈な手法です。でも、次から次にポンポンと撮影できないからこそ、一カ所にゆっくり留まって、リラックスし、自然と対話しながら撮影ができる。その空気感が写真に現れるのだと思います。

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編集部:世界中のさまざまなランドスケープを写真に収めているアンドリューさんですが、今回、日本で開催される写真展は、ハワイの景色だけを集めたものなんですよね?

アンドリュー:そうです。普段からフィルムやプリントに富士フィルムのものを使っているのですが、それで今回、六本木の富士フィルムのサロンで写真展を開くことになりました。日本にはハワイが大好きな方がたくさんいると思いますが、今回、ハワイの空気をたっぷり感じられる作品で、なおかつ見たこともないようなハワイを切り取っています。また、オアフ島だけでなく、マウイ島やハワイ島で撮影した作品も展示する予定なので、私の写真を見て「次のハワイではここに行ってみたい」と思ってもらえたらうれしいですね。開催期間中、私も日本に行きますので、会場でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

©Aina Imagery

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