関口和之氏「ウクレレキャラバン」を語る!

関口和之氏「ウクレレキャラバン」を語る!

10月24日にオリジナルアルバム「ウクレレキャラバン」をリリースしたウクレレマイスター関口和之さんに、豪華メンバーによるこのアルバムについてインタビュー!

公開日:2012.10.26

更新日:2017.06.14

アロハストリート・インタビュー

 アロハ!リツコです。
 ウクレレをこよなく愛し“ウクレレマイスター”とも呼ばれる関口和之さんが、2012年10月24日に4年半ぶりとなるオリジナルアルバムを発表しました。その名も『ウクレレキャラバン』。ゲストボーカル、サポートミュージシャンなど、総勢20名を超える豪華メンバーが参加して作られたこのアルバムは、「一晩にして田舎町の広場に出現するワンダーランド、そんな移動遊園地さながらにウクレレの楽しさを詰め込んだキャラバン隊がいろんな街を旅して回るような」イメージを元に制作されたそう。

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 ハワイでも「ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ」の運営や「ポエポエ・ハワイアンカルチャーセンター」の開講など活躍の場を広げる関口さんに、ニュー・アルバム作成についての想いをインタビューしました!

アロハストリート(以下アロハ):関口さん、こんにちは!「UKULELE CARAVAN」のリリース、おめでとうございます。ジャケット・デザインもとっても魅力的なこのCDのイメージコンセプトは“移動遊園地”とのことですが…?

関口和之さん(以下、関口):ええ。いろんな土地や場所で演奏したいという思いはずっとあったんですよね。でもただ演奏するだけでなく、パッケージで、フード、雑貨、ウクレレなどを売るブースがあって、ワークショップをやったり、いろんなものを集めたパッケージごと持って行けたら楽しいだろうなという想像から生まれたのが「移動遊園地」というコンセプトです。そこのステージでは果たしてどんな曲が演奏されるべきだろうか、と考えて曲のラインナップなどを構成しました。

アロハ:「UKULELE CARAVAN」は本当にバラエティ豊かな豪華メンバーが参加されたアルバムで感動しました。この構想はいつ頃から企画&準備されていらっしゃったことなのでしょう?

関口:実際は、昨年手がけるはずだったんです。しかし、昨年は震災もあって「物を作る」という頭が一時ストップしてしまい、結果、アイデアを一年寝かせることになりました。今年、こういったかたちでアルバムがリリースできたことに、いろいろな意味で感謝しています。

アロハ:ほとんどの曲が関口さんの作曲によるものということですが、関口さんは、どんなときに、どんな状況で曲を作られるのですか?

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関口:普段の曲作りは、キーボードに向かって「さあ、作るぞ!」というやり方が多いんですよね。でも、今回は頭に浮かんだものを全部ウクレレで確かめながら作りました。だから、作る場所はリビングだったり、車の中だったり、いろいろでした。このアルバムに関しては、とくにウクレレアルバムだから…という制約は無しで考えることにしていたんです。どんな曲にもウクレレをうまく入れられるはず、という自信がありましたからね。

アロハ:なるほど…。では、制作、レコーディング中のおもしろいエピソードや心に残るシーンなどがあれば教えていただけますか。

関口:いろいろありましたよ。たとえば、アレンジのヤナギマンがダイエット中だったので、美味しそうな差し入れがスタジオにあっても我慢している姿が健気で面白かったですね(笑)。またレコーディング作業では、タヒチアンバンジョーの音にフランジャー効果を出すために、僕が弾くかたわらで、別の一人にウクレレを揺らすという役目をしてもらったんですよ。二人がかりでの演奏は、ステージではとても再現できないちょっと情けない姿でしたね。

アロハ:見えない部分で、いろいろな苦労があるんですね。その姿、ちょっと見たかったですが…(笑)。では、このアルバムの聴きどころといえば?

関口:移動遊園地…のテーマの通り、年齢に関わらず、親子で楽しんでいただけるような曲がバラエティ豊かにそろっていると思います。だから、家の中で家事をしながらとか、家族連れのドライブでかけるなど、みんなで聴いて欲しいですね。あまり肩肘張らずに、気持よく聴いてもらえたらうれしいです。

アロハ:関口さんはハワイに「ポエポエ・ハワイアンカルチャーセンター」も設立されたばかりですが、ウクレレプレイヤーとして、アーティストとして、ハワイに対する思いなどをお聞かせください。

関口:ハワイはとにかく気持ちいいところ。ハワイの音楽も気持ち良さを第一番に優先させて考えているようなところがあって、それは音楽においてはとても大切なところだと思います。ハワイでおすすめの場所もいろいろあるのですが、まずはハワイ島が大好きですね。ただ、離島まで行くような時間がない時は、オアフ島内の「カイルア」に車を飛ばします。全米ナンバーワンに選ばれたきれいなビーチもありますし、カイルア・タウンを散策しながら、好きなアナログレコードやアンティークなどを探したりすることも多いです。

アロハ:カイルアはこじんまりした中に魅力がいっぱい詰まったエリアですよね。それでは最後にアロハストリートの読者にメッセージをお願いします!

関口:みなさん、いつもありがとうございます。一人で弾いたり、野外でみんなで弾いたりウクレレにはいろんな楽しみがあります。2月には第5回目を迎える「ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイ」もありますし、小さくて華奢なウクレレのポテンシャルをいろんな機会で感じてもらえればいいなと思います。

アロハ:どうもありがとうございました!ハワイでもこのアルバムを聴きながら、心地よく世界中を旅する感じを味わいたいと思います。ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイも楽しみにしていますので、これからも日本とハワイをつなぐウクレレマイスターとして、ますますご活躍くださいね!

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■ウクレレキャラバン■

ウクレレのすべてを知り尽くした“ウクレレマイスター”関口和之が様々な角度から全曲に渡りウクレレをフィーチャー。そして、ゲストボーカル、サポートミュージシャンなど、総勢20名を超える豪華メンバーが参加して作られた『ウクレレキャラバン』。豪華絢爛な「キャラバン隊」とも言うべき強力な結びつきによって完成された、これまでのウクレレアルバムのイメージを一新する珠玉の一枚だ。

ゲストボーカルとして、MONGOL800のメンバーでありウクレレ愛好者としても知られるキヨサク、2011年にイベント「ウクレレピクニック」で共演を果たし作品初コラボとなるゴスペラーズの黒沢 薫、ウクレレ弾き語りというスタイルを武器にウクレレシーンにおいて独自の立ち位置を確立したシンガー・ソング・ライターのつじあやの等フレッシュなメンバーに始まり、日本のポップ・ミュージックにおける女性シンガー&ソング・ライターの草分けのひとりとして長年シーンを牽引してきた大貫妙子、元「子供バンド」のメンバーであり近年ウクレレシンガー「ウクレレ☆エルヴィス」としても多くのコアファンを持つ勝誠二らベテラン勢に加え、YOU(タレント/女優)や洞口依子(女優)らが参加。そして、サザンオールスターズから原 由子がボーカルで参加!!

ボーカル以外でも、口笛奏者の第一人者・分山貴美子に加えて、同じく口笛世界チャンピオン(チャイルド部門2連覇)のスーパー中学生・大庭エヴェレット、アレンジャーには過去作品でもタッグを組んだYANAGIMAN、小倉博和、青柳拓次(LITTLE CREATURES)、田村玄一、さらにはサポートミュージシャンとして、国内に留まらず海外でも広く活躍するウクレレの名プレーヤーIWAOも参加している。

関口和之『UKULELE CARAVAN』スペシャルサイトはコチラ!

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