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第4回「取材の申し込みにドキドキ」
 体育会系フラはもういい。本当の意味で楽しくフラを踊りたい…そう思ってハワイに来ました。そんな時「ポン」と天から与えられたディナー・クルーズ「ナバテック」でのフラダンサーとしてのお仕事。ロコ・ダンサーや仕事仲間たちの素顔をご紹介しながら「ロコ風フラの楽しみ方」をこのコラムを通じて皆さんに伝えられたらいいなと思っています!
マリ・へイズ

 学習院大学卒。日本でフラを習い始め、キングカメハメハ・コンペティションなどの大会に出場。その時ハワイで本場のフラを目の当たりにし、ハワイでフラを学ぶことを決意。日本とハワイを行き来しながら、フラ・インストラクターを務める生活をする。ハワイでフラ留学中、ディナークルーズ船「アトランティス・クルーズ・ナバテック」のフラダンサーに抜擢され、現在はナバテックやパーティでプロのダンサーとして踊る傍ら、日本からの生徒に楽しくフラを教えている。ハワイ在住3年。

⇒マリ・ヘイズのホームページはこちら。:http://www.marihayes.com


■お客さんとの交流が楽しいタヒチアン・ダンス
 皆さんは「タヒチアン・ダンス」をご覧になったことがありますか? 私たちのショーには、フラダンスのほかにタヒチアン・ダンスも含まれています。タヒチアン・ダンスは、腰を速く回し、ココナッツ・ブラやシェル・ブラ、腰ミノを身につけて踊るもの。これが1曲踊っただけでかなりの量の汗をかき、良いエクササイズになるんだな~(笑)。
 ナバテックでは、タヒチアンの曲を踊る際、乗客の方がダンサーと一緒に踊ることができるようになっています。クルーがお客様の中から数人を選び、その方たちに私たちと同じような衣装をつけてもらい登場! いつも、お客さんが衣装をつけて登場する時は、ほかの乗客の方たちの笑いを一掴みできるんですよね。
 まるで「ドジョウすくい」のような踊りをしているおじさんや、妙に上手なローカルの男の子、人懐っこく近寄ってくる子どもたちなど、毎回色んな人たちが登場して笑わせてくれる。つい最近は、自分から前に出てノリノリで踊ってくれたおじさまがいました。男性のタヒチアン・ダンスは女性のそれとは違って、ヒザを開けたり閉じたりする踊り方。でも、このおじさん、女性のタヒチアン、いわゆる腰回しがうまいじゃないですか~! どういうこと?? 皆の歓声を浴びながら、本当に気持ち良さそうに踊るおじさんが、何だかほほえましいひと時でした。
 実は、タヒチアン・ダンス特有の激しく腰を振る女性の踊りは「タムレ」、そして男性の両膝を開けたり閉じたりする踊りは「パオティ」といって、愛を象徴するといわれています。過疎の島に住む人々の子宝願望に由来し、曲やトッエレ(打楽器)のリズムに乗って踊るため、フラとはまた違った雰囲気を味わえるのです。私たちが現在行っているショーでは、通常ミュージシャンの演奏する曲に合わせて踊るのですが、新しく始まる予定のショーでは、本格的なトッエレのリズムに合わせて踊るオテアになる予定らしい。衣装もそれに合ったとってもすてきなものになるのかな? 楽しみ~。
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▲とても上手だったタヒチアンおじさま。

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▲今日は生花をつけて踊りたい気分。ご近所さんからの差し入れでのハイビスカス。

■もうひとり妊娠?! 
 前回のコラムで、妊娠したダンサーのカペカを紹介しましたが、実はあれからもうひとりのダンサーの妊娠が発覚!! 彼女、レイチェルは、今妊娠3カ月とちょっと。元々がスキニー(痩せている)なんだけど「お腹が出てきたの」と言ってお腹を見せてくる…。でも、その場にいたダンサーのひとりが彼女の横に来て「私のお腹と一緒よ。ほらね」と言って、自分のお腹を彼女のお腹と並べた。実際に2人のお腹はほぼ同じサイズで、一瞬沈黙が流れたんだけれど、その後皆で大爆笑した位、彼女のお腹は普通サイズの私たちと変わらないほどの大きさ。そんな彼女も、当分は踊っていられそうだけど、いつかはお休みを取らなくてはならなくなるんだろうな…。赤ちゃんの誕生がうれしい反面、彼女たちがお休みの間は寂しくなる、という気持ちも。
 最初に私がこの仕事についた時、外人である私に対してとっても優しくしてくれたレイチェル。「分からない事があったら何でも聞いてね」といって、最初のうちは私のことをずっと気にかけてくれていた。何だか私の好きなダンサーが、2人も一気にお休みになってしまうなんて、ちょっと悲しい。けど「すぐに戻って来てね~っ!」と言う私に、ハグハグ(抱擁)してくれた。
 ハワイは共働きの夫婦が多く、妊娠した女性たちが大きなお腹を抱えながら臨月まで働き、出産後、ある程度落ち着いたらすぐに仕事に復帰する場合が多い。ハワイでは、女性でも自分のキャリアを考える自立したアイデアを持つ人が多いからなんでしょう…。普通の仕事ならば、産休期間が短かくて済むのですが、ダンサーは体が資本。こればかりは仕方がないことなんですよね。2人とも早く戻ってきてね~。
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▲まだ妊娠を想像させないボディのレイチェル。

■こんな私に取材が!
 先日、乗船してきたと同時に「あなたがマリ・へイズさんですか?」(もちろん英語でしたが)と、突然質問してきた白人の男性がいた。何でもその人はある情報誌のライターで、メインランド(アメリカ本土)からハワイの情報を色々と仕入れに来たという。私の情報をどこからかキャッチし、スケジュールを調べてナバテックに乗った、ということだった。男性2人だったし、ちょっと警戒してしまった私。ロコ・ダンサーの取材なら理解できるけれど「よりによってハワイでは外人である私になぜ取材を申し込んだのだろうか?」とか「どうやって情報を調べたのか?」とか色々と頭をフル回転させていた私を察したのか、ここまで行き着いた行程を説明し始めたのでした。
 そして、彼らの素性が明らかになって一安心し取材を受けることに。取材の理由は私が「本場ハワイで活躍している唯一の日本人フラダンサー&タヒチアン・ダンサー」だかららしく、そのことに関して色々とインタビューを受けました。「ハワイで認められ、プロのダンサーとして働いているという喜びと自信はありますか?」という質問に、改めて「そうだよな~、感謝しなければ…」って思わされちゃいました。そして「日本からの生徒さんにフラダンスを教えている時、人生相談にもなってしまうそうですが…」と質問され、何であなたがそんなこと知ってるのよ~?(実際そうなんですけど・笑)と思ってたら、私のフラ・シスターが情報提供をしたらしい(笑)。 ビッグ・マウス(おしゃべり)ちゃんたちだわね。フラダンサーの仕事が普通だと思い込んでいた矢先の今回の取材。気持ちがリフレッシュされ、日本からの生徒さんたちにも、改めて自信を持って教えることができるようになった私でありました。
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▲取材を受けた時に提供された写真。恥ずかしい~。


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公開日 : 2004年 1月 28日



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