アロハ~ハワイからこんには。昨今、円安が進んでおり、ハワイでは日本人観光客が増えたけれども、あちこちから物価が高い、○〇高い、というつぶやきを耳にしております。
アメリカは物価も上がってきておりますが日本の円安も急速に進んでいますよね。でもこれって、お金の使い方を再度認識させてもらえるいい機会なのではないでしょうか?
以前から思っていたのですが、日本でよくある光景として、安くていいもの、という認識ってあると思います。日本は安くていいものが沢山あります。ごはんだってこんなに安くておいしい、というものが沢山あります。
そう考えると、アメリカはなんでこれがこの値段?って思ってしまうのも無理ないかと思います。ですが、アメリカだと、お金を誰に何のために渡しているのか?という認識を持った方が多い気がします。
どういうこと?かといいますと、例えば見た目が同じモノが売っていたとしますよね。①②は見た目は同じ。でも
①現地の職人によってなるべく現地で調達できる素材でつくっている。
②なるべく安い輸入品を使って価格を抑えて作っている。
この場合、多分ですがアメリカでしたら教養の高い人は迷わず①を購入する傾向があるのではないかと思います。
つまり値段は後からついてきているんです。
アメリカ人と日本人に接客をしていて感じるのは、アメリカ人にはこういうどれだけアメリカ経済や文化に貢献できているか、というところが関心事項に刺さるのですが、日本人の場合、それを話して刺さる人はごく少数です。ほとんどの場合、やっぱり安い方で、となってしまう気がします。
ですがこれって本当にいいのでしょうか?
私が思うに、要はお金を消費している感覚をもっているのか、それとも投資している感覚で使うのか、という差だと思っています。
アメリカ経済に貢献できる、と考えるとそれは投資。でもただ安い、というのは消費マインドで必要なものを入手して終わり、になっていませんか?と思うんです。ただ使って捨ててしまうものでさえ、少しでも自分が気に掛ける人のためにお金が運ばれる方がいいと思いませんか?
アメリカ人はレジでお金を払っても”Thank you”といいます。これは海外生活を始めてすぐに気が付いたことでした。日本だとお店の人が”ありがとうございました”というのは当然で、お客さんも”ありがとう”ということは常識ではなかったかと思います。(今は変わったのかもですが。)
お金を払っても、受け取ってもありがとうと言える、感謝を運べる、そして気持ちよくそれができる関係を気づいていける社会になるといいなと思います。