チイサナkouのモノガタリ

チイサナkouのモノガタリ

「素になれる場所があってもいいんじゃない?」って事でリアルでは絶対見せない拙者のありのままを反映したブログでござるよ。

"You've got to pile up small efforts. That's the only way to achieve an incredible result."  BY Ichiro 様
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さてさて前回の更新からだいぶ更新が遅れたが、これでいい!(開き直り)むしろこれが正しい更新速度!(性格の問題)
いや,まぁあれから色々とありまして。
なんやかんやで海外から無限にくる研修希望のメールをプリントアウトして机の上に並べてみた。



ウクライナ
中国
台湾
ロシア
インド
アメリカ
インドネシア
タイ
ギリシャ
ペルー←とりあえず今この子が来てます。



本当に色々な国の方々がこの小さな島国のとあるレストランに応募しようとしてるんだから不思議なものよね。
ちょっと脱線するけどさー(さっそく脱線しました。けどいつもこんな感じなのですみません。)
近頃!本当に本当に本当に増えたよね!
王道から外して仕事されている先輩方。
コロナどうこうじゃなくて、本当に増えました。
料理人のニューモデル的な。なんていうのかな。
自身のお店を出さずに誰かとタイアップすることのバックについたり、メニュー開発商品開発だったり。ましてやそういった一部の成功例がさ。なんかこー。掻き立てるのよ。若い今修行し始めの子から3年4年やってちょっと一区切りし始めてる器用な料理人とかがさ。
目指しちゃうわけですよ。別に悪いことでは無いんだけど、順番間違えちゃう子達が。

でも本当にsnsとかyoutubeとかnoteやら見ると本当に多い!!!!これをニューノーマル料理人とでも名付けておこう。


けどあまりこういった業界の話はあまり深く入り込みすぎると色々と厄介なのでこのぐらいにしておきたい。







......じゃなくてっ!!!
うん。そうじゃなくて。
まぁそれは置いといて。ですよ。


海外研修生の話に戻すが。
机に種類を並べると結構な枚数になるわけですよ。そこから色々とアプローチをかけていくのですが、今回このコロナ可において必ずと言っていいほどに共通の問題が生まれる。




ー 返信遅くなってしまいすみません。
    まだうちで研修する気はありますか?



ー 返信アリガトウゴザイマス!!!ワタシは働く気満々デス!


ー そうなんですね!
    ありがとうございます。
    それでしたらいつ頃にこちらに来れますでしょ      
    うか?


ーイマスグニデモ。


     アリガトウ。ホントウニアリガトウ。
     セイイッパイガンバリマス!誓イマス !!!!





(🐤 🐤 🐤...   10 分 後    🐤 🐤 🐤 🐤..)







ー……ドウヤッテイケバイイノ( ˙-˙ )?





ー  知らんがな。





っていう同じ会話を永遠に繰り返すわけですよ。
観光ビザでそもそも来れないっていうこの状況でよく応募してきたな!っていう話なんですけど。
これって気持ちが前に出た結果って事でやる気があると前向きに捉えたらいいのか、純粋に計画性が全くないと捉えていいのかわからんが俺は間違いなく後者と捉えてしまうのだが、あまりにもおそ松!!!


いや正直ハウジングの問題がどうこうとかなら
こっち色々と助けてあげたいと思うけど、コロナで入国できないってそんな初歩的な事言われてもね。




逆に最近の学生の子はよくできる子が多いです。
おじさん本当に感動しちゃいます。
ちゃんとどのVISAで申請するかも見えてて、
その際相手にどういった事を揃えといて欲しい。いつまでに欲しい。いつから行けますって言うことがすごく明確にこちらに投げかけてくる。


さっき,あーだこーだ言ったけども、最近業務上にてメニュー開発だったり商品開発にも携わる事が多いし、その他のメンバーの動きを見てても、思うけど全員がちゃんと理解して何が必要で何がいつまでに用意されてないといけないかっていうのが見えてる人間とそうでは無い人間とではプロジェクトの進みが雲泥の差である。

当たり前な事のようで以外に出来てない部分が,国が違う人とのやり取りにおいては特に大事にしなくちゃいけないわけで。
これが出来てない応募してきたキャリアのある30代の料理人に関しては、正直来れなくて必然かつ,来て頂かなくて本当に良かったと思ってる。


仕事レベルも知れてるし,
これからハウジングにしろ言葉の問題にせよ、どんどん人に頼る一方になる事が目に浮かぶ。
ヨーロッパのキュイジニエに関してはもはやスタンプラリーぐらいにしか思ってないんじゃないかとさえ思える。



そもそも研修って,
恐ろしいシステムなわけで。



甘い蜜数だけ吸って、
吸い終わったらフライアウェイ。



もちろんそんな短期間で表面上だけ吸い取ったところでっていう事なんですけど、研修してなおかつお金も欲しいって。



ねぇ?




まぁ。僕は別に今はオーナーでなんでもないので、そこまで気を使うところじゃないのかもしれないけど、日本人もこの先どこかで研修する,そして海外に行くってなった場合。お世話になるならなるなりの覚悟と準備は必要だっていう話でした。



長々とすみませんでした。
たまには研修生の子とのお話なんかも残してこうかな。











関係無いけど
今日は長瀞に紅葉狩りに行ってきました。
やっぱり自然は良いですね。






Mahalo



「自身のキャリア設計も大事だが最初の土台造りが1番大事」



こんにちは。
最近料理人の高校からの付き合いのある子が30歳になってSNSで祝福してたら久しぶりに当時の調理科の先生が横から参戦。



「あなた達もう30代になったの!?」



って驚かれたけどいまいち実感がないKoです。





※昨日やってきた推定30歳以上の2キロアップの天然鰻さんです。同い年かも!!!?






こういうのってさ。当の本人よりきっと周りで携わってくれていた方々が1番そういう時間の流れの速さに気づくっていうやつなのかな。
なんか最近自分にもこういう時間の流れみたいなものは実際ひしひしと感じてはいる。



さっき話した友人。
能登の有名旅館加賀屋でずっと修行していて去年?都内で独立を果たした僕の高校の調理科出身で唯一話が合う人間だ。現在個人のオーナーシェフとしてしっかり自分の城を築けてる現状に素直に尊敬する。



自分自身もフランスから帰国してすぐにタイのプーケットでお店を開くプランもあっただけに、同い年で自分自身の城を持ってる友人に対して羨ましさちょっとと尊敬の塊をもっている。



20代のうちにお店をもって今後長いキャリアに置いてアウトプットする側になってしまう事にリアルな選択を狭まれた時に自分自身にはまだその立場に行く選択はできなかったからだ。
やろうと思えば正直誰だってある程度の形はできる。若いうちにお店をスタートした場合きっと世間のフーディー達は何かキラキラした物を感じ取れれば可愛がってあげよう精神が生まれるから多少目を瞑ってくれることもあるメリットもある。
料理人の20代。っていうより修行時代って無限なようで実は有限で僕の師匠もそれを毎日口を酸っぱくして言う。




踏み入った話をすると、
前線で一緒に修行してた同い年の戦友達が今続々と独立したりシェフで死にものぐるいで都内の激戦区で日々戦っている今の現状も自分自身の大きな糧となっているし、勇気にもなっている。
それでも自分自身は今,
精神と時の部屋の世界に身を置く事を選んだ。

通常フレンチのキュイジニエが築いていくキャリアリズムは最初のお店を覗いてだいたい3年スパンぐらいの間隔でスキルを磨いていってる傾向がある。少なからず僕の周りでは。

※もちろん個人差あるのであくまでアベレージの話です。


面白い事に日本料理,中国料理は精神性の部分が大きいのもあるが体質的に西洋の料理人的修行の仕方とだいぶ異なった印象を受ける。
フレンチが横と見えない未来に伸びてくイメージならなら和食,中華は縦と深さに趣があるイメージ。
海外の油絵とかアートに近い分野と
何度も何度も書いて精度を上げていく習字の世界みたいな。

そもそも料理の根っこの国の文化が違うし違って当たり前なのだが、この当たり前の事を把握出来ずにどんどん世間では中途半端な安価なブランド物が生産されて言ってる気がする。
しかし近年インフレしてた飲食シーンも唐突な核爆弾で一気に線引きされた気がする。









コロナの存在だ。







知り合いの料理人も沢山海外で現在活躍しているし,最近ではバックパッカーのようにして世界のベストレストランにランクインしているお店を中心に研修していってスタンプラリーみたいに自身のキャリアをグローバリゼーションしていってる友人もいたが、そういった事もビフォアーコロナとでも言うのか。現時点ではそういう行き方が非常に難しくなったし寄り今後マーケット的なコンテンツは国内の需要へと向かっていくもしかしたら
これが本来あるべき姿だったんじゃないかっていうぐらい東京のレストランシーンも色々と見直されている。

むしろこのコロナが本物と偽物を大きくふりわけたんじゃないかってとあるライターさんが言ってましたが、それこそこういった不特定多数が見る場所でベラベラ喋る事でもないのでこれ以上リアルな事は書こうとは思わないが、現状レストランといった職業は非常に厳しい時代へと進んでいっている。




そんな中このコロナ禍にも拘わらず、
うちのお店には沢山の海外からの研修希望が募っている。いや募っていた。(うちのマダムがずっと放置してたので笑)

精神と時の部屋の世界では、恐ろしいぐらい日々こなさなくては行けないタスクが多く。通常のレストランがコース1本でワンオペに近い形で進んでいくとしたら、10種類近くのコースが瞬間瞬間でしかも4組同時進行で同時に変化していっている,世界でもトップクラスでカオスな現場で内輪の人間しか知らないそんなカオスカオスな毎日に



これは全員死ぬ!



と思ったフランス料理人。
はい私。遂に動きます。
かれこれ話は長い上に更に長くなるのですが、うちでは海外研修制度は初年度で既に廃止しております。
っていうより研修そのものが廃止されており、
うちでは心臓を捧げた修行僧以外はこの精神と時の部屋の世界に入り込みことは出来ないのである。


※察してくれていると思うけど,
匿名希望っていう事を頭に入れていただけますと僕の話が入ってくるかも。



廃止した理由は案の定の海外の子ではうちの精神性とそもそもの機動力ついてこれないからである。結果いつの間にか姿がなくなっているというお互いが何もいい結果にならなかった事からシェフと話して廃止したのである。

ある意味当事者?というか担当であった自分自身がもっともっと入る前に伝える努力をしなかったことからこんなふうになってしまったんじゃないかっていう負い目や彼らに日本に対する少なからず負のイメージを取り付けてしまった事実もあり,
個人的にほとんど海外の子達にはよっぽどじゃない限り自分から話しかけない。(現在洗い場だったりバイトの子は外国人)話しかけないっていうより関わらないと言った方が正しいかもしれない。






それでも現状,そして未来を見据えた上もう一度この海外研修制度にメスを入れようと思ったのは正直このお店を卒業するまでに何か礎みたいなものを残せればっていう密かな個人的な思いもある。




ってことでシェフにこの事を打診した結果、
割と秒で全部お前に任せる!というお言葉を頂いたので今現在20通のレジュメに目を通している。











-後半へと続く-








どうも皆さんこんにちわ。
アメブロに久しぶりにログインしようとしたら、
見事にログインIDもパスワードも忘れてて(っていうより忘れた以上に分からないレベル)全然入れなかったのでもう諦めかけようとしていたさっき。



なんか奇跡的に再度ログインでけた!




ちょっと感動。
って事で何年ぶりの更新だろう。
嬉しさ記念と言ってはなんだが、
ちょっぴり柄にもなく語ってみようと思う。



あ。



でもそっか。
そもそもここのブログはそういうコンセプトが本質だから普段の自分とは離れて色々と淡々と昔の様に書き綴ってみようと思う。
高校生からやってる(そのうちの一番重要な要素はほとんど記載されていないという暴挙)ブログだもの。なんか。大事にしなきゃだよね。
大事にできるものがあるだけ幸せな事だよね。



おっと。
早速もうなんか脱線オーラが漂ってきてるので気を引き締めて行かなくては。





でもさでもさ。
何から話せばいいのかな。
当たり前だけどめちゃくちゃ濃厚な日々を過ごしてきたのね。それはそれは濃厚で濃密な。





だってさだってさ。
もう何年経ってるのよ。
ハワイ島のヒロのど田舎な生活から一転。
ただただカッコいいと思ってしまったとあるシェフのお店で働くために東京に。そしたら今度は本場が見たくなってフランスに。そこもやっぱりヒロに負けないぐらいのど田舎な風景がいっぱいのブルゴーニュ。そしてフランスでの修行を終えて・・・・。で終わってるのかここのブログは。





近年FacebookやInstagramといったSNSはもちろんnoteとか、それこそYouTube。昔じゃ考えられないくらい自身で発信していく場所が生まれたよね。職人と、そう言った所謂SNSは非常に相反する関係にあると僕個人では強く思っていて。
アフターコロナになって余計にそれを感じてしまいます。最近身近で発信していらっしゃる同業の方、特に若い子なんかは良くも悪くも純粋で、正直な彼らの考えが書かれた記事も非常に多く。料理の世界だけで言わせていただくと非常に混沌とした世界になってしまった。






話をまた元に戻すけど。
このブログを始めたのは高校生の時。
16才の時かな。まぁ高校生の時には高校生なりの。

その後海外の学校。
アメリカでの卒業するまでの日々の奮闘生活。
正直ここまでは凄くアメブロとマッチした生活スタイルだったなと思ってる。
ブログ書いてる人ならわかると思うけど、この文章打ち込むの結構時間要するよ!?笑
動画制作とか編集で半日かかるっていうけどまぁそうなるよねって思う。
まぁリアルな部分でいったらFacebookは現在アメブロの代わりにすごい頑張って更新してる。(たぶん)


当たり前だけど、
文章書くって相当時間と体力が必要。
「アメリカ編」も結局カレッジ卒業前の数ヶ月間だけだったしね (苦笑)

そこからの「社会人編」ってカテゴリーあるけど、今だから言えるけどなんて実態が掴めないワードなんだ。もうこの時点でなんかちゃうな。
そんなこんなで色々まぁそれなりに経験積んで、「フランス編」へと繋がるんだけど。
まぁ擁護するわけじゃないんだけどさ。
そりゃーねー。そうなるよっていうブログ投稿数でしたね。


結局何が言いたいかっていうと。
それぞれのステージはあれど。
未投稿のこれまでとそして今現在までの期間っていうのは紛れもない本気で向き合っていた長い期間でした。もちろん自分自身の修行は今現在も続いてるしこれからも永遠に続いていく。だけどこの無言の期間ていうのもまぁなんとなくそれはそれで深みがあっていいと思う(だんだん自己防衛的言い訳に変化)




不特定多数の人が見る可能性があるこのブログに何を発信していこう。何ができるのであろう。定期的に発信できる時間的余裕正直今もない。
特にここ数年。フランスから帰国後僕はとある閉鎖された空間、通称精神と時の部屋にいる。
詳しい事は書けないけど、間違いなく世界のレストラン界での最前線での場所でこの今現在までの3年、4年と日々秒単位で修行してきている。




なんとなく。




ほんとになんとなくなんだけど。
今年。なんかやってくれそうな気がするんだよね。フランスから帰ってすぐに一緒に始めた数人のメンバーだったのが今じゃ20人以上を抱える大家族になった。今のご時世ではありえないぐらい本当に日々死ぬほど忙しい。
1秒1秒が本当に凝縮されていく。
例えば何かのスポーツで日本代表だったりすると代表の試合もあるしインターハイとか各メジャーな大会色々と参加しててそれも常に決勝行くような強豪チームにいたことがある人とか、絶対この感覚持ってるんだろうなって思う。

絶対今年こそ優勝するでしょ。さすがに。
っていう嬉しいプレッシャーの中日々過ごせるのって興味ない人もそりゃいるだろうけどスポーツやってた人間なら絶対こういうプレッシャーって凄いありがたい事。





そういうやってきた。っていう部分と
自分は本当にまだまだっていう正直な思いを毎日毎日毎日毎日抱えながら心を磨いてきた。



ものすごく古臭い。
昭和のスポ根的な思考って今じゃ絶対受けいられない。ブラックだのホワイトだの。くだらないワードが飛び交ってる中ひたすら毎日を全力で生き抜いてきたからこそ最近のnoteとかで見かける「これからは料理だけでだめだ。」みたいな事を主張し始めてる若い層の料理人苦言を呈したい。


うるせえ!!!



と。



あぁ。そんな業界の若い子に苦言を出し始めるわたくしも、来年には30代突入なので自然っちゃあ自然ですよね!?
もうね大分古臭い昭和な人間になってしまったと自分でも自覚しております。



でもやる事やってから言って欲しい。
まだ20代前半の時点で落ち着こうとするなって。
今が一番がむしゃらに走れる時だろって。
料理だけじゃなくても、職人の世界は本質一緒だと思ってます。











あえてもう書くけど、
ある条件をあと二つ満たしたら今お世話になっているこのお店を卒業して独立しようと思ってる。
その上でこの今まで書けなかった日々の事を全て凝縮して自分自身の料理に込めようと思ってます。なんそれでいい気がしてます。
それで全然イーブンな気がする。






で。





正直これでこのブログ書く理由はそんなになくなったって言うのもあれなんだけど。正直まぁそういった話は自分がお店を開いた時に色々聞いてあげてくださいっていう意味なんだけれども。
条件二個って書いたけど、お気づきな通りこれ。
実はもこの記事既に新しいカテゴリーになっております。







あえて今は説明しないことにしました。
故に。


お楽しみに。




写真は中国遼寧省鳳凰城市にある鳳凰山