1番人気の歴史ツアー!パールハーバーを巡ってきた

1番人気の歴史ツアー!パールハーバーを巡ってきた

「ブルーウェーブツアー」の一番人気ツアー、「One Day パールハーバー」へ参加し、湾内の博物館や記念館へ行ってきました。博識ガイドと行くツアーの魅力をレポートします。

公開日:2019.04.24

更新日:2019.06.17

編集部体験レポート

※この記事は2019年4月24日に公開されたものです。

 

アロハ! ユウリです。

毎日多くの人が訪れる観光名所であるパールハーバー。日本軍による真珠湾攻撃があった場所としても知られる場所でもありますが、私にとっては「日本人として足を運びにくい…」と感じる場所で、ハワイに住んでいながらも一度も行ったことがありませんでした。

前回編集部のエイ子が参加し好評だった「ブルーウェーブツアー」の「One Day パールハーバーツアー」(大人$149、3〜12歳$125)の内容がより充実したと聞き、ちょっと複雑な感情を持ちつつパールハーバーへ行ってきました。

エイ子の体験レポートはこちら↓
※2016年に公開された記事です。

博識ガイドの歴史ツアーが一番人気な理由【ブルーウェーブツアー】

●One Day パールハーバーツアーについて

今回私が参加した「One Day パールハーバーツアー」は、年間1万人以上が参加する1番人気のツアーです。

●太平洋航空博物館、戦艦ミズーリ記念館、アリゾナ記念館の主要3施設を巡るツアー
●日本語で申し込みが可能
●往復送迎&ランチ付き
●日本語ガイド付き
●認可車両のため乗り換えなく湾内に入場可
●無料で荷物を預けられる
●アリゾナ記念館シャトルボートのチケット付きなので並ぶ必要なし

さらに今回のツアーでは、コックピットを特別に見ることができます。

>>>ツアーの詳細はこちら

●ホテルでツアーバスに乗車

★8:00

まずは集合場所となったアラモアナホテルのマフコナ通り側出口で待っていると、バンが来ました〜。
日本でもハワイでもツアーバスに乗る時に、間違えたバスに乗っていないかなど心配になるのですが、「BWT(Blue Wave Tourの頭文字)とわかりやすく書かれていたので安心しました。

ワイキキ周辺にある集合場所に寄り、全員のツアー参加者を乗せた後、アラモアナ大通り沿いにあるブルーウェーブツアーのオフィスへ向かいます。

これには理由があるのです。なぜなら、米軍の敷地内である真珠湾とフォード島では、テロに警戒し、荷物の持ち込みが厳しく規制されているからです。バッグやウエストポーチ、カメラバッグなど、「袋」とみなされるものは持ち込み禁止です。

現地に荷物を預ける場所がありますが、有料かつ30分〜40分ほど並ぶので、ブルーウェーブツアーのオフィスに預けます。荷物を預ける手間や時間を省けるのはうれしいですよね。

持って行きたい物は、ポケットに入れるか、$10で販売されているクリアバッグに入れればOKです。
今年の7〜9月に実施される夏期キャンペーンとして、クリアバッグが1組につき1つ無料で進呈されます。また、クリアバッグとセットでハッピーハレイワとパールハーバーのコラボレーションステッカーがもらえるのだそう!

オフィスを後にし、パールハーバーへ。この日ガイドを担当してくれるのは、深〜〜い知識を持つ細野さん。パールハーバーまでの道中に「なぜ日本は真珠湾を奇襲しなければならなかったのか?」に焦点を当て、日本軍が真珠湾攻撃至った背景や、今はホノルル空港に代わる名前となったハワイの、いやアメリカの偉人ダニエル.K.イノウエ氏を含む当時の日系人について話してくれます。
また、パールハーバービジターセンター内では、ガイド行為が禁止されているため、英語表記のみの案内板にどのようなことが書かれているのかも車内で説明し、ツアーでの学びをリードしてくれます。

まるで昔話を語るように話す細野さん。お話が心に沁みてパールハーバーへ着く前から涙しそうになりました。

日本とアメリカの真珠湾攻撃の捉え方の違いなど、初めて知ることばかりで勉強になると同時に、戦中の将校や日系人たちにより、現在多くの日本人が安心してハワイ旅行を楽しめるということを認識しました。ほかの参加者も真剣な面持ちで細野さんのお話に聞き入っていましたよ。

●太平洋航空博物館

★9:30

ホノルルから約30分ほどでパールハーバーへ到着! 個人で来る場合、シャトルに乗り換える必要がありますが、ブルーウェーブツアーの車両は認可を受けているので乗り換えなしで湾内に入れます。

まずは太平洋航空博物館にやってきました。

博物館専任の日本語ガイドを聞きながら館内を回ります。この日は博物館講師も務めている木下さんが案内してくれました。

こちらは真珠湾攻撃勃発時に使われていた歴史ある管制塔。日本軍の奇襲時の様子などを教えてもらいました。日本軍の奇襲の仕方や、地上にいる人へどんなことを叫んでいたかを知り、涙がじわり。日本の歴史の授業では知り得ないことばかりが学べるのはハワイ現地で参加するツアーの醍醐味ですね。

こちらは第二次世界大戦当時の航空機や、映画『トップガン』でトム・クルーズが搭乗したF-14が展示されている79番格納庫。真珠湾攻撃時の銃弾により割れた窓は、そのままの状態で保たれています。実際に見てみると、歴史の一部として断片的にしか知らなかった真珠湾攻撃を、「本当にあったんだ…」と現実的に考えられました。

また、4月1日から組み込まれた一般非公開区域の見学ができるコックピットツアーでは、1954年の日本航空創設期に使用され、映画『インディージョーンズ』にも登場した飛行機と同型機のコックピットにはいることができます。
このコックピットツアーに参加できるのは、数あるツアーの中でも、なんとブルーウェーブツアーだけなのだそう!
コックピットを見る機会はなかなかないですよね〜。自分のカメラでの写真撮影もOKとのことで、ワクワクしながらさっそく中に入ってみることに。

普段乗る飛行機とはまったく異なる機体の内部に入り、アナログなコックピットを見ると、なんだか別世界に来たような、タイムスリップしたような不思議な気分になってきます。こんなにたくさんのレバーやボタンを操り、上空を飛んでいた人がいたんだと考えると、すごいですよね。
しかも、この機体はいますぐ、実際に飛べる状態に整備されていると聞いてビックリ!

37番格納庫の見どころは、真珠湾攻撃においてとても重要な役割をもつ日本の戦闘機、零戦。零戦には、21型機と22型、52型の3種類があり、ここに展示されているのは、初期型の21型機なのだそう。
この21型機は、世界中で3機しか現存していないとっても貴重な1機です。

機体の特徴や零戦を用いた戦いの状況を聞き、「日本兵はどんな気持ちで零戦に乗り込んだんだろう、その家族はどんな想いで見送ったのだろう…」と考えると、悲しい気持ちにならずにはいられません。

ぬいぐるみや雑貨などが並ぶショップもありました。ブルーウェーブツアーでは10%オフになる割引券を提供しているので、お買い物の際は活用してくださいね!

●戦艦ミズーリ記念館

★10:40

どーーーん!

次の目的地は、硫黄島や沖縄戦に用いられた巨大な戦艦ミズーリ。この戦艦の甲板で第二次世界大戦の降伏文書調印式が行われ、終戦を象徴する戦艦でもあります。

アメリカ海軍の軍人として日本軍と戦い、降伏調印式にも立ち会ったチェスター・ニミッツ氏の像。

フットボールフィールド3つ分と聞いてもいまいちピンとこなかったのですが、実物を目にするとその大きさに圧倒されてしまいます。

デッキへあがり、専任の日本語ガイドのもと見学します。戦艦として実際に活躍していたときの様子や、展示物にどのようなエピソードがあるのかを詳しく教えてくれました。

この迫力満点の主砲が目前に。こんな大砲を実際に操っていた人がいるんだ…と開いた口が塞がりません。
ガイドさんのお話を聞いていると、当時の情景がドラマのように頭に浮かんできます。

中に進み見つけたこの「く」の字型のくぼみ、何だと思いますか? 1945年4月11日に起きた日本軍の神風特攻機衝突時の跡です。激しい砲撃の中ここまで来たのは1機のみで、搭載されていた爆弾は爆発しなかったのだそう。見るだけでなく、攻撃の状況や、戦死した日本兵に対して米兵がどのような対応をとったのかをガイドさんから聞くと、思わずうるっときてしまいます。

衝突した日本兵を敬い、アメリカ軍により行われた水葬の際の立ち位置が記されていたり、降伏文書のレプリカが展示されています。戦争の始まりを象徴するアリゾナ記念館を見られるスポットもあります。第二次世界大戦の始まりを象徴するアリゾナ記念館を、終戦の象徴でもある戦艦ミズーリから見ると、戦争と平和の尊さについて改めて考えさせられました。

 

★11:45

戦艦内をたくさん歩き、見学した後は、お腹もペコペコ。イートインスペースで「パールハーバー特製カレー」をいただきます。日本の食卓にもよく並ぶカレーですが、その発祥は、入り口にあった銅像、チェスター・ニミッツ氏にも関係しているのです。どんなエピソードがあったかは、ツアーに参加してからガイドさんのお話を聞いてみてくださいね。

●アリゾナ記念館&パールハーバービジターセンター

★12:30

最後に、アリゾナ記念館へ。日本軍の奇襲攻撃により海に沈没した戦艦アリゾナの上に十字架を形どるように建てられ、戦艦中には犠牲になった900人以上の兵士が葬られています。また、腐食によりオイルが漏れ出しており、「アリゾナの涙」とも称されているのだそう。

ビジターセンターから記念館へボートで行く前に、攻撃の状況や、日本軍が奇襲攻撃に至った背景を説明する映像を見ます。
個人で行くと、7:00の開館前から並ばないと乗船チケットを取れないこともあるとのこと。ブルーウェーブツアーでは、事前予約をしてあり、並ぶことなくチケットが取れるので、他社のツアーよりも比較的朝遅い出発で催行できるのだそう。

映像は英語のみで、日本語の字幕がありませんが、ガイドの細野さんがパールハーバーへ向かう車中で内容を説明してくれていたので、よく理解することができました。

映像を見たら、ボートで記念館へ向かいます。

2019年4月現在、昨年5月から行われている記念館の船着き場の補修工事が遅れており、記念館の中へは入れませんが、ボートで周辺を遊覧できます。
掲げられた半旗を眺めながら、900人以上の魂が宿るアリゾナのその姿をこの目に焼き付けられました。
すこし離れているので流れ出すオイルまでは確認できませんでしたが、ほんのり漂うオイルの匂いが静かに真珠湾攻撃の悲惨さを物語っていました。

その時も細野さんが車中でしてくれたお話を思い出し、この日学んだことを心に留めてハワイでの生活を送ろうと考えました。

※修復工事完了は、今秋に予定されています。(2019年4月現在)

 


最後に細野さんと。冒頭にも書いたとおり、日本人としてパールハーバーへ行くことへ気後れがありましたが、ツアーに参加し、細野さんのガイドのもと博物館や記念館を巡り、「来てよかった」と思いました。
「戦争を経験した先祖の想いを後世に伝えていきたい」という細野さんのお話は、今でも心に残っています。細野さんの日本語ガイドがあったからこそ、現地で展示物を「ただ見る」のではなく、真珠湾攻撃を様々な角度から考え「深く学ぶ」ことができ、心に残るツアーでした。

 

ハワイでビーチやショッピングも良いですが、私達日本人にも深い関係があるパールハーバーの歴史に触れてみませんか?

2019年5月1日〜31日の1カ月間に催行されるツアーをブルーウェーブツアーのウエブから直接予約し、現金またはトラベラーズチェックで支払うと、「One Day パールハーバー」が$129(通常$149)、「ダイヤモンドヘッド・ハイキング&One Day パールハーバー」が$159(通常$180)お得に参加できるキャンペーンも実施されますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
※エージェント経由の予約およびクレジットカードで支払いの場合には適合されません。

また、ブルーウエーブツアーでは、他にもハワイの魅力をたっぷり楽しめるツアーを催行しています。アロハストリートでは、「ダイヤモンドヘッド日の出&カイルア&サンドバー」、「カイルア&サンドバー 」、「ブーツアンドキモズ&カイルア&サンドバー」のいずれかのツアーを2名以上で予約すると「タンタラス夜景ツアー(食事なし)」が無料になるクーポンも提供しているので、ぜひ活用してくださいね!

ブルーウェーブツアー

住所
1920 Ala Moana Blvd., イン・オン・ザ・パーク1階, Honolulu, HI 96815

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電話番号
808-946-9793 Skype: 050-5532-7399
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