アロハ！ユカリンです。
　同じオアフ島にありながら、ワイキキとはまるで違った静かで落ち着いた雰囲気のカハラ・エリアにたたずむ「ザ・カハラ・ホテル＆リゾート」。高級住宅街として名高いカハラ地区に「カハラ・ヒルトン」として50年前にオープンしたこのホテルで、その誕生から半世紀を祝うイベント＆セレモニーが行われました。その時の様子をさっそくレポートしますね！

　この日は早朝5：00から、ホテル1階にあるレストラン「プルメリア・ビーチ・ハウス」にて、地元の人気ラジオ番組「ペリー＆プライス・ショー」が創業50周年を記念する公開生放送をしていました。

　歴代のホテルスタッフが番組に出演し、ホテルで働いていた時代のエピソードを話して大盛り上がり！ もちろん会場のレストランは過去にホテルで働いていた人たちでいっぱいです。

　この日は特別に、50年前のメニューにあったなつかしいお料理が、当時のレシピを元に再現されていました。大きなバナナがたっぷり入った「バターミルク・バナナ・マカダミアナッツ・パンケーキ」、スモークサーモン入りのスクランブル・エッグ「コーシャ・スクランブル・スモークサーモン＆パセリ」、そして、通常の朝食ビュッフェ・メニューには含まれていない「エッグベネディクト」も特別に並んでいました。

　50年前のメニューそのままに、パンケーキはココナッツシロップをかけていただきました。スモークサーモン入りのスクランブルエッグもエッグベネディクトもやっぱりおいし～い！ 私が生まれる前の時代から、すでにこんなおいしいお料理がサーブされていたなんて...。さすがカハラ！

　さて、おいしい食事を満喫した後は、セレモニー会場となるロビーへと移動。ロビーはザ・カハラホテル＆リゾートのオハナ（家族）たちであふれ返り、会場のあちらこちらでハグをする姿が見受けられました。

　50年の間、このホテルでハウスキーピングやウエイトレスとして働いていた人たちも大集合。みなさん、仕事をリタイヤしてから20年、30年と経過していたりするのに、このセレモニーのためにホテルの人事課スタッフが、何年もかけて連絡を取りイベントの招待状を送ったのだそうです。心がほっこりする、とてもハワイらしいエピソードですよね。生演奏＆フラダンサーによる華やかなエンターテインメントに会場のゲストたちもうっとりです。

　会場には、自身もこのホテルが大のお気に入りで、奥様とペットのワンちゃんと一緒に度々宿泊をするというニール・アバクロンビーハワイ州知事の姿も（上の写真・右）。

　知事の祝辞の中にあった「今から50年前、カハラ・ヒルトンとしてこのホテルがオープンした時、誰が今このような50周年を迎えることを想像したでしょうか？創業者のコンラッド・ヒルトンはすばらしい！」と称賛していたのがとても印象的でした。

　現在ホテルがある場所は、その当時はまだ今のように開発されていなかったこともあり、「ホテルが建ち並びつつあるワイキキでなく、なぜカハラなのか？」とみんなが思っていたそうです。でも、今ではアメリカの歴代大統領をはじめ、昭和天皇・皇后両陛下やエリザベス女王、チャールズ皇太子とダイアナ妃など、世界のVIPやセレブリティが利用されるホテルとして知られる有名ホテルに。50年間、輝かしい歴史を刻んできたんですね。

　50周年を祝うブレッシングは、オアフ島で一番歴史のあるカワイアハオ教会のカフ（牧師）により行われました。ホテル関係者の方が手に持っているのは、タイムカプセル。25年後のホテルスタッフに向けたメッセージや、カハラホテル50年間の思い出の品々が入れられたそうです。

　25年後のハワイ、そしてカハラホテルはどんな風になっているのでしょう？きっと、ここはずっと変わらずアロハがいっぱいのザ・カハラ・ホテル＆リゾートのままなのでしょうね。

　ザ・カハラ・ホテル＆リゾートでは、50周年を祝して期間限定の記念プロモーションを開催中です。特別な料金や特典のあるパッケージプランや、レストランやスパでのスペシャル・メニューなど、その内容はやはり豪華！ 次のハワイはカハラで特別なひとときをすごしてみませんか？