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ホノルル市長インタビュー

ホノルル市長インタビュー

2008.01.22

特別企画&レポート

ワイキキはまだまだ大きくそして美しく生まれ変わります。
ムフィ・ハネマン ホノルル市長インタビュー

ムフィ・ハネマン ホノルル市長
1954年ホノルル生まれ。ハーバード大学卒業。母校である高校で教鞭を振った後、政界へ転身し、カーター~ブッシュ元大統領までの歴代大統領のもとでアシスタントなどを歴任する。ハワイでも、州のさまざまな要職や市議会議員などを経験し、2005年1月よりホノルル市長に就任。

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アロハストリート(以下アロハ):
ワイキキはすでに完成されたリゾートというイメージがあったほどですが、なぜ今、ワイキキなのでしょうか?

ハネマン市長(以下、市長):
ワイキキというのは、ハワイにとってダイヤモンドのような、まさに宝石のような存在なのです。だからこそ、常にその輝きを保っておくことはハワイの人々の願いでもあり、喜びでもあるのです。
ワイキキ再開発事業は、宝石の輝きを取り戻し、更に輝かせるという意味があるのです。

アロハ:
何年もかけての大型事業ですが、ワイキキにはそこまでの大開発が必要とされていたのでしょうか?

市長:
ワイキキは古い街なのです。これまでもホテルや店などでは、それぞれに大小さまざまな規模の改装はしてきましたが、街全体はずいぶんと昔に作られた建築法や条例などで開発事業には事細かな規制がかけられていたのです。昔と今では、車の量も訪れる方々の数も違います。そうなると道路の設備、建築物の規制基準、治安の確保などを向上させていく必要があり、さまざまな面で意味を成さない古い法律を改正していくことから始まっています。

近年までワイキキは旅行者の街というイメージがありましたが、ワイキキ・インプルーブメントのプロジェクトの成果もあって、地元在住者が戻ってきています。このこともワイキキにとって、とても重要なことなのです。

アロハ:
地元在住者が訪れるワイキキの重要性とは、どういうことでしょうか?

市長:
もともとワイキキは、地元在住者が「ワイキキにはエキサイトメントがある」と感じるホットな街だったのです。実際に、この街からデューク・カハナモクなどのヒーローや、ドン・ホーをはじめとするスターがたくさん生まれ、文化もトレンドも発信されていました。「ワイキキが一番!」だったのです。だからこそ、地元在住者たちでにぎわうワイキキは旅行者たちにも魅力の場所でした。言わばニューヨークのタイムズスクエアのような感覚ですね。まさに「集いたくなる場所」です。新生ワイキキは、そうした「集いたくなる場所」に蘇っていきます。

アロハ:
新生ワイキキは単にリゾートのアップグレードではなく、ハワイらしさをあえて追求しているそうですね。

市長:
その土地の文化と歴史への敬意と尊重なしには、どんなリゾートも完成しないと思っています。とくにハワイはすばらしい文化と歴史の宝庫です。ワイキキもその基礎があってこそ生まれた街ですから、開発業者から提出された計画プランは、ハワイという場所の文化と歴史を理解して作られているかどうかが最重要事項として検討されます。

アロハ:
ここ数年、ワイキキでは市民向けのイベントが増え、ワイキキに出かけてみようかという在住者が多くなりましたね。

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市長:
ハワイアン・ミュージックやフラなどはハワイの大切な芸術ですから、芸術復興とアーティストたちに活躍の場を持ってもらうことも大事です。大好評のサンセット・オン・ザ・ビーチ、そしてワイキキ・バイ・ムーンライトなどは恒例行事として定着してきました。

私自身がハワイのパフォーミング・アートを心から楽しんでいるので、こうしたイベントやカラカウア大通りのブロックパーティを多く開催することで、地元の人がどんどんワイキキに戻ってきていますし、更に旅行者の皆さまにすばらしいハワイの芸術文化に出逢っていただきたいと願っています。地元在住者と旅行者が一緒に楽しめるイベントというのは本当にいいものです。日本からのアーティストやパフォーマーの方々が参加していただける催しも増えていますよ。

アロハ:
これからのホノルル市によるプロジェクトにはどんなものがあるのですか?

市長:
今年他界されたエンターテイナーのドン・ホー氏にちなんだメモリアル・パークを建造します。彼の業績はハワイの音楽界に多大な影響を与えましたし、ワイキキのエンターテインメント界の栄光を象徴するものでもあります。また、ホノルル動物園の入口を、ハワイらしさたっぷりのユニークなものに改装する工事を行います。

皆さまもよくご存知のワイキキ交番は、アメリカ合衆国に存在する唯一の交番です。ここに常に日本語のできる警官がいますし、旅行者の皆さまがより心地よく安心してワイキキを楽しんでいただけるようワイキキ内を巡回するパトロール警官の数を増やしていきます。

そしてワイキキの美化計画は今後も徹底して行なっていきます。緑をさらに増やし、道路整備も行い、目には見えない部分でも、地下の下水道パイプシステムも改善していきます。

アロハ:
ホノルル市はいよいよ本格的な公共交通システム開発に着手していますが、ワイキキにも関係はありますか?

市長:
2009年に工事着工し、2012年に完成予定の、ハワイ初の鉄道システムが、西オアフとアラモアナ・センターを結びます。アラモアナからワイキキは市バスで継続できますし、最終的には鉄道もワイキキまで延長されます。地元の人はワイキキが更に近くなりますし、ワイキキに滞在されている旅行者の方も気軽にオアフ島のウエストサイドに遊びに行ける様になります。ホノルル市制史最大のプロジェクトにご期待ください。

アロハ:
最後に市長個人のワイキキの思い出をお聞かせください。

市長:
はじめてのアルバイトはワイキキのホテルの駐車場ボーイだったんですよ! 音楽が大好きで、兄がワイキキでエンターテインメントの仕事をしていたこともあって、ドン・ホーからソサエティセブンまで、ワイキキには青春の思い出がいっぱいです。地元在住者と旅行者が一緒に盛り上がっていました。もちろん今でもワイキキは私にとって「宝石」そのものです。

※この記事はアロハストリート2007年秋号に掲載した記事です。

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