全米科学アカデミー紀要に掲載された最新の研究結果で、ハワイ諸島近海の仔魚が、水中に浮遊しているプラスチックの小辺「マイクロプラスチック」を大量に摂取している可能性があることが明らかになった。
最新の調査報告書では、ハワイ諸島周辺の海域の海面の水質検査を実施した結果、「太平洋ごみベルト」と呼ばれる海洋ごみが集中する海域の海水と比較して、12倍以上のマイクロプラスチックが検出されたほか、ハワイ諸島近海に生息しているメカジキ、マヒマヒ、トビウオなどの胃から大量のマイクロプラスチックが発見されてたとしている。
なお、マイクロプラスチックを食べたことによって仔魚にどのような影響が及んでいて、ハワイ近海の海洋生物に将来的にどのような悪影響が出るかについては現時点で不明となっているものの、研究者らはマイクロプラスチックの大量摂取が、仔魚の成長に悪影響を与えるのではなかとの懸念を表明している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ