ハワイ島のワイピオ渓谷を訪れる旅行者の数が増加しており、住民から不安の声があがっている。

ワイピオ渓谷へ向かう道路は急斜面の単線道路で、4輪駆動車での乗り入れが必要となっているものの、住民らは「普通の日の渓谷へ乗り入れる車両の数は、観光客の車両が住民の車両の4倍ほどになっており、安全面に対する懸念もあります」とコメントしている。

一部の住民からは、渓谷へ向かう道路の入り口にゲートのようなものを設置する案について検討してもらいたいとの要望があるものの、渓谷へん向かう道路はハワイ郡が管理している公道となっており、なかなか実現は厳しいとみられている。

住民らは、観光客の車両が私道に乗り入れたり、ゴミを捨てたりといった問題も発生しており、ワイピオ渓谷の環境保全のためにもなんらかのアクションが必要であると訴えており、渓谷へ向かう公道の先にある私道に乗り入れる場合は許可制にする案や、公道と私道の境目にゲートを設ける案なども提示している。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ