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第61回 キングスビレッジ

2008年11月20日 | オアフ島 ショッピング 

「ホノルル点描」画:西川幸夫 文章:イースト・ウエスト・ジャーナル永井雄治、榊原百合惠

第61回 毎夕、近衛兵交代式が楽しめる「キングスビレッジ」

61.jpg
ワイキキのハイアットリージェンシーホテルの山側にあるキングスビレッジ・ショッピングセンターは、1972年にオープンした。

3階建て、白と青のヨーロッパ風建築のショッピングセンターは、時計台を中心に回廊式に店が並び、店を見ながら階段を使わずに3階まで行けるユニークな造りになっている。入口には、2メートル程の衛兵(キングスガード)の人形があり、ブティックやレストランなど、50店舗以上が入居している。

観光客で賑わうキングスビレッジの一番の目玉は、毎日午後6時から行われる近衛兵交代式。この近衛兵交代式は、かつてイオラニ宮殿で行われていた近衛兵交代式を模したもの。

メリーモナークという愛称で知られたカラカウア王は、ハワイの近代化を目指し、イギリス王室を見本にして、19世紀後半、イオラニ宮殿を建設した。

イオラニ宮殿建設後、王が直々に選んだ50名よりなる近衛兵隊を設け、王や女王、イオラニ宮殿の警備に当らせると共に、イギリスの近衛兵交代式を模した儀式を行っていたが、ハワイ王国が終焉したのを機に近衛兵隊も解散された。

キングスビレッジ・ショッピングセンターのオープンを機に、かつての近衛兵隊を復活させて来訪者に披露することが決まり、現在の近衛兵隊が生まれた。以来、毎夕、正門前で近衛兵交代式が披露されている。

1997年、近衛兵の16個のヘルメットが盗まれたことがある。数日後、ヘルメットの入った2つの箱がセントルイスハイツで見つかり、係員が受取りに行くと、箱には盗まれた16個のヘルメットに加え、1972年頃の初代近衛兵隊のヘルメット1個が入っていたという。

キングスビレッジの1階には、近衛兵博物館(入場無料)があり、かつてのイオラニ宮殿の近衛兵隊の写真やユニフォーム、ライフル、刀、旗などが展示されている。
 


西川幸夫 プロフィール

1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。
北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。
現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。
著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。
2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。