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第57回 カヒ・ハリア・アロハ記念廟

2008年10月23日 | オアフ島 ハワイで暮らす 

「ホノルル点描」画:西川幸夫 文章:イースト・ウエスト・ジャーナル永井雄治、榊原百合惠

第57回 ハワイアンの祖先の眠る「カヒ・ハリア・アロハ記念廟」

57.jpg
ホノルル動物園入口付近、カラカウア大通りとカパフル通りの角にある「カヒ・ハリア・アロハ記念廟」は、2001年12月に建立された。

この記念廟の下には、1999年に行われたカラカウア大通りの水道管工事の際に発見されたハワイアンの祖先の遺骨、数百柱が埋葬されている。

また、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの建設中に発見され、それまでビショップ博物館に大事に保管されていた遺骨も含まれている。

ハワイアンは、〈4〉という数字に特別な意味があると信じているが、4の倍数の〈8〉もハワイ文化では大変重要視されている。記念廟の八角形のデザインは、天空の聖なる星座の8つの星と、大地の8本足の蜘蛛、海の8本足のタコ、ハワイの主要8島を象徴している。

記念廟の前の碑には、「今日、ワイキキは、多くの海外旅行者が訪れる賑やかな場所になっている。ハワイアンは、この地に二千年ほど居住し、ワイキキには代々王族の住居があり、遊び場でもあった。ハワイアンの祖先は、この付近を実際に歩いていたのである。

近年、ワイキキの建設工事や発掘で、ハワイアンの祖先の遺骨が日の目を見るようになったが、先人の遺骨を敬うことは、祖先に敬意を表すことである。

国立太平洋記念墓地のパンチボウル、アリゾナメモリアル、パールハーバーがアメリカの戦没者に敬意を表する場所であるように、この記念廟は、かつてワイキキに住んでいたハワイアンの祖先の名誉ある安息地であると共に、彼らに敬意を表する場所として建立された。

「この静寂で神聖な記念廟に敬意を持って訪れて下さい」と書かれている。

ハワイ王室関連の日には、ハワイアンの先祖に敬意を表し、この記念廟の中央に火が灯される。



西川幸夫 プロフィール

1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。
北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。
現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。
著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。
2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。