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第38回 ハワイ・コンベンション・センター

2008年06月16日 | アート オアフ島 ハワイで暮らす 

「ホノルル点描」画:西川幸夫 文章:イースト・ウエスト・ジャーナル永井雄治、榊原百合惠

第38回 斬新なデザインが映える「ハワイ・コンベンション・センター」


draw-38.jpg
 カラカウア大通りとカピオラニ通りの角にある「ハワイ・コンベンション・センター」は、総工費3億5千万ドルを投じて、1997年10月に竣工し、1998年6月にオープンした。

 設計を担当したのは、「ウインバリー・アリソン・タン&グー」で、『ハワイを感じられる場所』をテーマに設計され、ハワイの建築様式や自然な景観に主眼を置き、周辺の環境や歴史・文化などにも配慮して建設された。

 四階建て、総ガラス張りの建物には49室の会議室があり、共有スペースや通路には、外からの新鮮な空気が流れ込むような構造になっており、随所にあしらわれた植物が南国らしい彩りを添えている。 開放的なガラス張りのロビーには、4階から流れ落ちる滝と椰子の木があり、空が透けて見える構造になっている。マルチレベル・エスカレーターからは、遠くの山々が綺麗に見渡せるほか、屋上庭園からは、海と山の両方が見渡せる。

 ビルの屋根には、古代ハワイに最初に辿り着いた双銅カヌーの帆を象徴する伸縮性のあるデザインが用いられ、ガラス張りの建物にアクセントを添えて いる。2001年、センターは、オアフ島に新たに設計された最優秀建造物 として、アメリカ建築学会ホノルル支部より「優秀賞」と「市長賞」が授与された。

 総収容人数約2万9千人のセンターには、六ヶ国語同時通訳設備や衛星通信対応設備、テレビ会議センター、ハイテク視聴覚シアターなどもあり、国際的にも最新ハイテク設備を完備した会議施設だと定評がある。館内随所には、200万ドルを投じてハワイの芸術家たちに委託した作品の数々が展示されている他、ハワイを拠点に世界的に活躍した芸術家の故ジーン・シャーロットのフレスコ画なども展示されており、美術館的な役割も果たしている。

 

西川幸夫 プロフィール

1939年生まれ、1961~1994年、新日本製鉄に勤務。北九州や欧州の風景をスケッチ・淡彩画で製作。
北九州でスケッチ・淡彩画教室「四季彩」を主宰。郵便局の官製はがき9シリーズでもおなじみ。他に「ふるさと12景」のカレンダー画をはじめ、書籍の表紙画や挿絵を手がけその仕事は広範囲にわたる。
現在、山口新聞に「長門101景」、ハワイのローカル情報誌イースト・ウェストジャーナルに「ホノルル点描101景」、佐賀市「市報さが」に[思いでの風景]を連載中。
著書に画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画集「延岡やすらぎ101景」がある。
2008年6月出版予定の画集「新北九州101景」、2009年秋出版予定の松本清張生誕100年祭 画集「清張紀行101景」(仮称)を目指し取組み中。